廣橋 昭幸

医学博士

廣橋 昭幸

昭和35年生まれ 久留米大学医学部卒業。久留米大学整形外科医局に在籍し、関連病院・大学病院で勤務後、公立八女総合病院整形外科医長。久留米大学整形外科講師を経て、平成17年より実家である福岡市中央区谷「広橋整形外科医院」で診療。こどもから高齢者までを対象に地域医療に携わっています。

医学博士 日本専門医機構・整形外科専門医・日本整形外科学会・スポーツ認定医、脊椎脊髄認定医、リハビリテーション認定医、リウマチ認定医

〒810-0031
福岡市中央区谷1丁目16-38
広橋整形外科医院
TEL 092-712-1454

この執筆者の過去のコラム一覧

2018/02/10

続続ストレス!

ひとの体格や、身長は様々、なのに仕事する机はみな同じ、学校の机も、流し台の高さも・・・せめて種類があって、チョイスできるといいと思いません? つまり身体にとっては、決まった一部分の筋肉だけ使っていると言うことです。そんな痛み。
生活習慣や精神的、肉体的ストレスが引き金になっていることが多々あります。
そこで今回は、ストレスと頭痛!

偏頭痛と緊張性頭痛

頭痛と言っても、頭の中や外に明らかな病気があって(腫瘍とか血管障害とか)おこす頭痛と、病因がはっきりしない頭痛とがあり、みなさんがよく遭遇するのは後者のなかで、偏(片)頭痛と緊張性頭痛だと思います。

専門外なので、偉そうなことは語れませんが(笑)
偏頭痛と緊張性頭痛とでは、ストレスの関わり方がやや違うようです。

偏頭痛ではストレスが引き金にはなりますが、むしろストレスから解放されたようなときに起こります。それは緊張しているときに収縮していた血管が、ストレスからの解放されることで一気に拡張して起こると思われています。
さらに、アルコール、チーズ、チョコレートなどでも誘発されると言われています。さらに、人混みや眩しい光や香水・・・も、引き金に!

一方、緊張性頭痛では、ストレスが中心的役割を果たしていてストレスの真最中に起こります。
患者さんは「ヘルメットをかぶったような」と表現したりします。首から肩、背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張することで起こるといわれています。
筋肉の緊張が高まると、筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の中に老廃物がたまります。それが周囲の神経を刺激し、締めつけられるような痛みを起こすのです。

心因性の緊張性頭痛

緊張性頭痛の原因となるストレスには、精神的なもの、肉体的なものなど様々です。また、ストレスを受ける側の状態や要素も大きく関わってきます。抑うつや神経症の要素があってストレスをうまく処理できない状態・・・それが、心因性の緊張性頭痛。

精神的ストレスは、筋肉の緊張がなくても頭痛を引き起こすことがあります。つまり、神経の緊張が毎日のように続くと、脳に備わっている「痛みのコントロール機能=大脳辺縁系」がきちんと働かなくなり、筋肉が緊張していなくても頭痛が起こるようになってしまうのです。

人には精神的ストレスにせよ、肉体的ストレスにせよ、それが有害な刺激にならないようコントロールする機能が脳に備わっているのです。
ストレスをうまくコントロールできない→痛みの調節機能の障害・・・そのせいで、ちょっとした痛みをオーバーに感じてしまったり、ストレスにより筋収縮が亢進し頭痛を起こし、さらに、痛みの蓄積によっておこる筋収縮を抑える反応の障害・・・痛みの悪循環に陥ります。

痛みを感じたら動作がとまる・・・そんなことありません?
「痛みのコントロール機能」が働いて過剰に反応するのを抑えているのです。

頭痛はストレス過剰の警告である

一般に痛みは、有害な刺激から逃れるための警告と思ってください。
頭痛もストレス過剰の警告。
頭痛が起こったとき、あなたにとってストレスがあるレベル以上に達したことを痛みとして教えてくれているのかもしれません。

頑張りすぎの、そこのあなた。

さぁ、ここいらで手を休めて、一息ついてください。

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