ツアーディレクター(添乗員)

ツーリストエキスパーツ

寺田 多実子

1961年生まれの博多っ子1987年より近畿日本ツーリストの国内・海外旅行のツアーディレクターとして世界中を飛び回る。渡航歴は400回を超え、訪れた国は約70ヶ国。目指しているのは、他を喜ばせる人になること。趣味は描画と写真撮影で「どこでもスマイル」と「とっておき」の二冊の写真集を自費出版した。還暦を機にシニアのチアダンスと好きな曲をピアノで弾くことに挑戦中。地元でタレントもしている。好きな言葉は創意工夫と笑顔は世界の共通語。

この執筆者の過去のコラム一覧

2021/06/10

変わってゆく旅のカタチ、変わらない旅のチカラ

その気になれば、どこにでも行けるつもりでいたら世界が大変なことになってしまいました。
2020年の春以降いろんなことが制限され、自分にとって何が大切なのか気づかされた私たち。特に旅好きな人にとって、まさに緊急事態となりました。

いつか行ける日がきたら、みなさんはどこで何をしたいですか。
ここでちょっと「旅する気分」を呼び覚ましてみませんか。


九州のヨーロッパ、ハウステンボス

自分好みのオンラインツアーを探してみよう

自宅にいながら旅の気分を味わえるオンラインツアー(参加する場合は有料)は、まるで「どこでもドア」のよう。
地域の文化や歴史を見て学び、地元の人たちやガイドさんとコミュニケーションできるのもうれしい。どのコースも工夫をこらした魅力的な内容でウキウキしてきます。

先日、私も家にいながら臨場感があることをやってみようと、オモチャの飛行機のエンジン音を聞きながら、お取り寄せした機内食を食べたところ、機内でよく聞いていた『浪漫飛行』の曲が頭の中を流れ始め、何とも言えないワクワク感がよみがえってきました。

♪もいちど~空へ~♪

五感をフル活用できるのが旅

改めて五感とは?
目でみる、耳できく、舌で味わう、鼻でかぐ、皮膚で感じる、この五つです。
ヒトの情報の8割は視覚によるものと言われていますが、視覚以外の感覚も記憶や行動におよぼす影響がたくさんあるのです。


地元の市場をのぞいてみよう

特に旅先ではふだんと違う空気、音、におい、味などで五感を刺激されます。
例えば肌で感じるジットリとした熱帯気候の湿気、ゴトンゴトンと伝わってくる列車の振動、空港や駅でのアナウンス、教会の鐘の音、各地で口にする物…中でも「におい」は記憶の奥深くまでしみ込んで、想い出をより深く印象づけます。

今まで私が感じた印象深い「におい」を紹介しますね…

インドネシアは丁子(クローブ)入りのタバコ、ヨーロッパの新緑の森、野菜・果物・スパイスなど様々なにおいが入り混じったアジアの市場、デパートや免税店の香水売り場、ゴムが焼けたようなにおいはパリのメトロ(地下鉄)、シルクロードの露店で煙を上げる肉の串焼き、朝ホテルのレストランから漂ってくるコーヒーとパンの香り、それぞれ特徴ある空港のにおい、これらが時をこえて想い出を鮮やかにしてくれます。

旅の感動は生きるチカラになる

日本の海外旅行の始まりは1964年4月1日。観光目的の海外旅行が自由化されました。

日本円で1ドルが300円台の頃に、ごく限られた人しか行けなかった海外旅行。それから『兼高かおる世界の旅』に憧れた私たちも世界に出かけるようになり、さらに宇宙旅行の時代がやってきました。
青くて美しい地球を宇宙空間から是非とも見たいですね。

そのうち『月面ハイライト○日間』こんなツアーも実現しそうですが、旅行傷害保険はどうなる?時差は?宇宙食は美味しいらしい、やっぱり宇宙みやげは月の石よね…などと空想が止まらなくなるのは職業柄でしょうか。


魅惑のサマルカンドブルーに包まれて

旅は行く前、旅の間、帰ってきてからも楽しいものです。
旅の終わりに誰もが感じたことのある安堵感と達成感。明日からの日常をがんばろうという気持ちになります。

行先が近い遠いにかかわらず、旅はますます多様なカタチになり私たちに感動を与えてくれるでしょう。
それは心の財産となり、これからも私たちの明日へのチカラになると信じています。

☆よくある質問☆

○何ヶ国語を話せますか?
つたない英語と少しのフランス語と、流ちょうな博多弁です。

○どこの国が一番良いですか?
もちろん日本、しかも福岡です。
やっぱ「おらの村が一番」ですよね!

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