2022/06/10
季節の美しさを愛でよう
皆さんは季節の移ろいを楽しんでいますか?
時には周りの景色に目を向けてみましょう。そして今しか口にできない旬の食材を味わいましょう。
ヨーロッパに待ちに待った春が来た♪
前回のコラムに掲載した(家族の住むフランスへ渡航した)経験談の中で、ヨーロッパの冬は長く日照時間も短くて暗い…と書きました。
それ故に春の到来が待ち遠しく4月の声を聞くと心が躍ります。
本来4月はまだまだ気候が不安定で、寒い日と暖かい日を繰り返しながら本格的な春を迎えるのは5月ですが、今年の4月は好天が続き桜の開花も例年よりかなり早かったようです。
もちろんフランスにも桜の木はあります。
特にパリの南郊外にあるソー公園のピンク色の八重桜は見事です。
ソー公園はヴェルサイユ宮殿の庭園を設計したル・ノートルが手がけたパリ市民憩いの場で、200haの広さにシャトー(城)や運河そして運河の西側には2つ(ピンク色と白)の桜のエリアがあります。
今年はソー公園主催の桜まつりが開催され、期間中は日本文化としての花見の紹介パネルや提灯、なぜか鳥居なども飾ってあり来訪者は興味津々でした。
日本ブームとピクニック人気が重なったおかげで、ここ数年で「花見 Hanami」がフランスに浸透したようで大盛況でした。
多くの人々が飲み物と簡単な食べ物を各自用意して桜の木の下でおしゃべりしたり寝そべったり、思い思いに桜を満喫していました。
桜の下でくつろぐパリっ子
また、春になると並木道や公園でマロニエの花が咲き始めます。
マロニエとは和名でセイヨウトチノキといい、その実が栗(マロン)に似ていることがマロニエの名前の由来となっています。
葉は大きな手のひら型で木の高さは30mほど、花は白い小さな花弁が円錐形のように集まって上向きに咲き、まるで白いソフトクリームが葉の上にのせてあるように(私には)見えます。
世界四大街路樹の一つで(他はプラタナス・ニレ・ボダイジュ)、シャンゼリゼ通りの街路樹もマロニエですよ。
マロニエの花
街を離れ車でしばらく走ると広大な土地に小麦畑が広がり(北海道に似てます)、所々に赤い花の群生を見かけます。
これはコクリコ(ひなげし/虞美人草)の花で、その光景はまるで印象派の絵のようです。
まるで絵画のようなコクリコ畑
季節の食材を味わう楽しみ♪
フランスの市場に出かけると、ズラリと並んだ旬の食材にウキウキします。
何といっても待ちわびた春の食材の代表格は白いアスパラガス!直径2cm長さ20cm以上はある堂々たる風格に最初は仰天しました。
見るからに美味しそうなホワイトアスパラガス
日本ではアスパラガスといえば日光を浴びて育った緑色の細長いものですが、白いものも同じ種類で育て方が違うだけだそうです…
芽が出る頃に土を盛って土の中で育てるので、白い・太い・皮が固い・先が丸い。厚めに皮を剥ぎ根元を落として柔らかくなるまで茹で、溶かしバターや好みのソースをかけていただきます。
う~ん、セ・ボン!(美味しい!)
これからはメロンの季節で、生ハムと一緒にいただくのが夏バテ防止にもなる一皿です。
夏のバカンス(長期休暇)はどちらへ?
7~8月、太陽の季節になると、できるだけ日光を浴びたい北ヨーロッパの方々は、日差しが強く暑いところへ出かけます。
日焼けが嫌じゃないの?
いやいや、真逆です。長くて暗い冬を埋め合わせるかのように太陽と戯れ、日焼けした肌がバカンス明けの自慢になるのです。
しかも体内でビタミンDも生成できます。
夏のバカンスは3週間ほどで7月下旬から8月中旬まで休む店が多く、この時期はお目当ての店に入れず残念な思いをすることもあります。
仕事のことは忘れて休む時はしっかり休むという姿勢に憧れます。
皆さんも今年の夏休みを、自分のために家族のために、しっかり活かしましょうね。
フランス式恋占い
足元に咲いているマーガレットを手に取り、花びらを一枚ずつちぎりながら・・・
彼は私のことが好き、少し好き、とっても好き、情熱的に好き、狂うほど好き、全く好きじゃない…
根気が要る恋占いですが「好き」の確率が8割以上で何だかうれしい。
皆さんは季節の移ろいを楽しんでいますか?
時には周りの景色に目を向けてみましょう。そして今しか口にできない旬の食材を味わいましょう。
ヨーロッパに待ちに待った春が来た♪
前回のコラムに掲載した(家族の住むフランスへ渡航した)経験談の中で、ヨーロッパの冬は長く日照時間も短くて暗い…と書きました。
それ故に春の到来が待ち遠しく4月の声を聞くと心が躍ります。
本来4月はまだまだ気候が不安定で、寒い日と暖かい日を繰り返しながら本格的な春を迎えるのは5月ですが、今年の4月は好天が続き桜の開花も例年よりかなり早かったようです。
もちろんフランスにも桜の木はあります。
特にパリの南郊外にあるソー公園のピンク色の八重桜は見事です。
ソー公園はヴェルサイユ宮殿の庭園を設計したル・ノートルが手がけたパリ市民憩いの場で、200haの広さにシャトー(城)や運河そして運河の西側には2つ(ピンク色と白)の桜のエリアがあります。
今年はソー公園主催の桜まつりが開催され、期間中は日本文化としての花見の紹介パネルや提灯、なぜか鳥居なども飾ってあり来訪者は興味津々でした。
日本ブームとピクニック人気が重なったおかげで、ここ数年で「花見 Hanami」がフランスに浸透したようで大盛況でした。
多くの人々が飲み物と簡単な食べ物を各自用意して桜の木の下でおしゃべりしたり寝そべったり、思い思いに桜を満喫していました。
桜の下でくつろぐパリっ子
また、春になると並木道や公園でマロニエの花が咲き始めます。
マロニエとは和名でセイヨウトチノキといい、その実が栗(マロン)に似ていることがマロニエの名前の由来となっています。
葉は大きな手のひら型で木の高さは30mほど、花は白い小さな花弁が円錐形のように集まって上向きに咲き、まるで白いソフトクリームが葉の上にのせてあるように(私には)見えます。
世界四大街路樹の一つで(他はプラタナス・ニレ・ボダイジュ)、シャンゼリゼ通りの街路樹もマロニエですよ。
マロニエの花
街を離れ車でしばらく走ると広大な土地に小麦畑が広がり(北海道に似てます)、所々に赤い花の群生を見かけます。
これはコクリコ(ひなげし/虞美人草)の花で、その光景はまるで印象派の絵のようです。
まるで絵画のようなコクリコ畑
季節の食材を味わう楽しみ♪
フランスの市場に出かけると、ズラリと並んだ旬の食材にウキウキします。
何といっても待ちわびた春の食材の代表格は白いアスパラガス!直径2cm長さ20cm以上はある堂々たる風格に最初は仰天しました。
見るからに美味しそうなホワイトアスパラガス
日本ではアスパラガスといえば日光を浴びて育った緑色の細長いものですが、白いものも同じ種類で育て方が違うだけだそうです…
芽が出る頃に土を盛って土の中で育てるので、白い・太い・皮が固い・先が丸い。厚めに皮を剥ぎ根元を落として柔らかくなるまで茹で、溶かしバターや好みのソースをかけていただきます。
う~ん、セ・ボン!(美味しい!)
これからはメロンの季節で、生ハムと一緒にいただくのが夏バテ防止にもなる一皿です。
夏のバカンス(長期休暇)はどちらへ?
7~8月、太陽の季節になると、できるだけ日光を浴びたい北ヨーロッパの方々は、日差しが強く暑いところへ出かけます。
日焼けが嫌じゃないの?
いやいや、真逆です。長くて暗い冬を埋め合わせるかのように太陽と戯れ、日焼けした肌がバカンス明けの自慢になるのです。
しかも体内でビタミンDも生成できます。
夏のバカンスは3週間ほどで7月下旬から8月中旬まで休む店が多く、この時期はお目当ての店に入れず残念な思いをすることもあります。
仕事のことは忘れて休む時はしっかり休むという姿勢に憧れます。
皆さんも今年の夏休みを、自分のために家族のために、しっかり活かしましょうね。
フランス式恋占い
足元に咲いているマーガレットを手に取り、花びらを一枚ずつちぎりながら・・・
彼は私のことが好き、少し好き、とっても好き、情熱的に好き、狂うほど好き、全く好きじゃない…
根気が要る恋占いですが「好き」の確率が8割以上で何だかうれしい。
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