2024/03/10
世界の住宅購入事情あれこれ2
世界の住宅・・前回コラム続編
2か月も間が空いたことにより、前回の内容をすっかり忘れてしまっていた。
なので、中洲で見つけた生ホルモンの店が最高に素晴らしいなんて話を書き始めていたのだが、途中で思い出し慌ててストップ。
前回の続き、アメリカの住宅購入事情について話をすすめさせていただく。
これは今の日本の住まい
ロサンゼルスの家の値段
と、その話に入る前に。
オレがロサンゼルスで家を買った20年前。当時の住宅相場はいくらほどだったのか。
まずは賃貸。家を買う前はトーランスという日本人が多い街の賃貸に住んでいたのだが、広い庭付きの3BDで1500ドル。当時のレートで18万円ほど。
ちなみに向こうの住宅はベッドルームの数で広さを表示する。3BedRoon、寝室が3部屋。
一部屋が日本でいえばどこもたいてい10畳はあるので、かなり広い。台所とリビングは当然備わっているし、風呂とトイレが2つずつあった。
今では世界各国に友人がいる
で、オレが購入した家はロスの空港から車で30分ほどくだった、サンペドロという港街にあった。
アメリカではポピュラーな、コンドミニアムと呼ばれる集合住宅というのかマンションというのか。2BDだが一部屋が異様に広く、日本でいえば12畳はあっただろうか。
リビングも広く、20畳以上は絶対にあった。風呂とトイレも2つずつ。
窓を開ければすぐそこに海が見えて、なによりリビングに備わっていたバーカウンターが気に入ってしまい、衝動買いのように購入したものである。
築15年で500,000ドル。当時のレートで6千万円ほどだった。
日本と真逆の価値観
これが高いか安いかはともかく、前回の最後に予告していた「実はちょっと変わっている」アメリカの住宅購入事情とは何か?それは……
アメリカの家は、築年数が長くなればなるほど値段が上がっていくのである。
日本とは真逆。
どうしてそうなるのかというと「長く耐えているから良い家」ということなのだそうだ。これは国民性の問題なのだろう。日本ではちょっと出てこなさそうな発想。
なので、ロスの地価やアメリカ全体の物価が爆上がりしていることもあるのだが、これを書くにあたりオレが買ったコンドミニアムで現在売りに出されている部屋の価格を調べてみたところ、これがなんと1億2千万円もするので驚愕してしまった。
もしも売らずにとっておいたら……
なんて貧乏くさいことを考えてしまうのは人間の性(さが)。
次回もアメリカの家に関する、誰も知らないお話をご披露させていただく。
追記。
2つほど、お知らせ(宣伝)がありまして。
1)先日、FBS福岡放送ニュース特集「キャッチ」にて、特集を組んでいただきました。
8分ありますが、百聞は一見にしかず。で、ご覧下さい。
『真・プロレスラーは観客に何を見せているのか 30年やってわかったこと』
税込1,100円。文庫サイズ400ページ。よろしくお願いいたします。
世界の住宅・・前回コラム続編
2か月も間が空いたことにより、前回の内容をすっかり忘れてしまっていた。
なので、中洲で見つけた生ホルモンの店が最高に素晴らしいなんて話を書き始めていたのだが、途中で思い出し慌ててストップ。
前回の続き、アメリカの住宅購入事情について話をすすめさせていただく。
これは今の日本の住まい
ロサンゼルスの家の値段
と、その話に入る前に。
オレがロサンゼルスで家を買った20年前。当時の住宅相場はいくらほどだったのか。
まずは賃貸。家を買う前はトーランスという日本人が多い街の賃貸に住んでいたのだが、広い庭付きの3BDで1500ドル。当時のレートで18万円ほど。
ちなみに向こうの住宅はベッドルームの数で広さを表示する。3BedRoon、寝室が3部屋。
一部屋が日本でいえばどこもたいてい10畳はあるので、かなり広い。台所とリビングは当然備わっているし、風呂とトイレが2つずつあった。
今では世界各国に友人がいる
で、オレが購入した家はロスの空港から車で30分ほどくだった、サンペドロという港街にあった。
アメリカではポピュラーな、コンドミニアムと呼ばれる集合住宅というのかマンションというのか。2BDだが一部屋が異様に広く、日本でいえば12畳はあっただろうか。
リビングも広く、20畳以上は絶対にあった。風呂とトイレも2つずつ。
窓を開ければすぐそこに海が見えて、なによりリビングに備わっていたバーカウンターが気に入ってしまい、衝動買いのように購入したものである。
築15年で500,000ドル。当時のレートで6千万円ほどだった。
日本と真逆の価値観
これが高いか安いかはともかく、前回の最後に予告していた「実はちょっと変わっている」アメリカの住宅購入事情とは何か?それは……
アメリカの家は、築年数が長くなればなるほど値段が上がっていくのである。
日本とは真逆。
どうしてそうなるのかというと「長く耐えているから良い家」ということなのだそうだ。これは国民性の問題なのだろう。日本ではちょっと出てこなさそうな発想。
なので、ロスの地価やアメリカ全体の物価が爆上がりしていることもあるのだが、これを書くにあたりオレが買ったコンドミニアムで現在売りに出されている部屋の価格を調べてみたところ、これがなんと1億2千万円もするので驚愕してしまった。
もしも売らずにとっておいたら……
なんて貧乏くさいことを考えてしまうのは人間の性(さが)。
次回もアメリカの家に関する、誰も知らないお話をご披露させていただく。
追記。
2つほど、お知らせ(宣伝)がありまして。
1)先日、FBS福岡放送ニュース特集「キャッチ」にて、特集を組んでいただきました。
8分ありますが、百聞は一見にしかず。で、ご覧下さい。
『真・プロレスラーは観客に何を見せているのか 30年やってわかったこと』
税込1,100円。文庫サイズ400ページ。よろしくお願いいたします。
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