2025/06/10
海外での引っ越しその②
話は前回のメキシコから続く。
もともと住んでいた家具付きアパートへ戻ってきた1 か月後。
当時はまだ彼女であった現在の嫁さんが「ずっといる」予定でメキシコまでやってきた。
最初のうちこそ楽しそうに過ごしていたものの、メキシコに⻑居するほとんどの⽇本人が陥る『こんな国にゃいられねえ!症候群』に羅漢してしまい、ケンカの絶えない⽇々が続くことに。
仕舞いには「じゃ出てってやるわ!」と、オレはカバンひとつを引きづって、かつて知ったる貧乏バックパッカー宿のペンション・アミーゴへ逃避した。
しかしアレのアレで、翌⽇には元の鞘に収まりアパートへ戻るのだが。
なので、引っ越しともいえない小さなこの引っ越しは0.5 回とカウントする。
海外での引っ越し、これで3.5回目。

九州プロレス17周年大会。大ブーイングの中タッグチャンピオンになった。
さらばメキシコ。いざアメリカへ。
月⽇は流れ、アメリカのECW という団体のトライアウトに合格した。
働けど働けど楽にはなれないメキシコをおさらばし、豊かなアメリカへ渡れる⽇がやってきたのだ。
時は1998 年12 月。
メキシコは暑い季節だったが、住む先のフィラデルフィアは真冬とのことで「厚手のジャケットが必須」と聞かされていた。
しかし⽇本から年中暑いメキシコへ渡ったさい、オレは上着の類を一切持ってきていなかった。
着の身着のまま、T シャツ1 枚でガラガラかばんを引きづっただけのアメリカ移住。
海外4.5 回目の引っ越しであった。
フィラデルフィア空港に到着すると数年ぶりの大雪で、数時間前までメキシコの熱い空気を吸っていた肺が痛くなるほどの寒さだった。
当面の滞在先は、フィリーのダウンタウンから車で40 分ほど北上したラングホーンという⽥舎街にある、⻄郷どんによく似たクリスというECW スタッフが住んでいたアパート。
その数⽇後にやはりメキシコから来たスペル・クレイジーという今でもマブダチのレスラーと、家賃を3 等分で払い合う生活が1 年間続いた。

GW の5.4 新⽇本プロレス控室で、ばってん×ぶらぶらに隠し撮りされていたオレ。
1 年後「メキシコは無理だったけどアメリカなら大丈夫」と⽇本から舞い戻ってきた嫁さんと籍を入れたのを機に、同じアパートの別の部屋へ海外5.5 回目の引っ越し。
まだたいした家財道具もなく、荷物はちょちょいと手運びですませた。
引越しはまだまだ続く
と、ここまでは海外での引っ越しといってもカバンひとつの世界観である。
次回はいよいよ、アメリカの東海岸から⻄海岸という大陸規模の引っ越しプラス、アメリカから⽇本という真にインターナショナルな引っ越しの話が登場なので乞うご期待。
【追記】note でも執筆活動中!
TAJIRI のnote、月額制なら1500 円で過去記事も今後の記事も読み放題です。単体だと500〜300 円
なので圧倒的にお得です。秘密濃度高めなメンバー限定記事も読めます。
話は前回のメキシコから続く。
もともと住んでいた家具付きアパートへ戻ってきた1 か月後。
当時はまだ彼女であった現在の嫁さんが「ずっといる」予定でメキシコまでやってきた。
最初のうちこそ楽しそうに過ごしていたものの、メキシコに⻑居するほとんどの⽇本人が陥る『こんな国にゃいられねえ!症候群』に羅漢してしまい、ケンカの絶えない⽇々が続くことに。
仕舞いには「じゃ出てってやるわ!」と、オレはカバンひとつを引きづって、かつて知ったる貧乏バックパッカー宿のペンション・アミーゴへ逃避した。
しかしアレのアレで、翌⽇には元の鞘に収まりアパートへ戻るのだが。
なので、引っ越しともいえない小さなこの引っ越しは0.5 回とカウントする。
海外での引っ越し、これで3.5回目。

九州プロレス17周年大会。大ブーイングの中タッグチャンピオンになった。
さらばメキシコ。いざアメリカへ。
月⽇は流れ、アメリカのECW という団体のトライアウトに合格した。
働けど働けど楽にはなれないメキシコをおさらばし、豊かなアメリカへ渡れる⽇がやってきたのだ。
時は1998 年12 月。
メキシコは暑い季節だったが、住む先のフィラデルフィアは真冬とのことで「厚手のジャケットが必須」と聞かされていた。
しかし⽇本から年中暑いメキシコへ渡ったさい、オレは上着の類を一切持ってきていなかった。
着の身着のまま、T シャツ1 枚でガラガラかばんを引きづっただけのアメリカ移住。
海外4.5 回目の引っ越しであった。
フィラデルフィア空港に到着すると数年ぶりの大雪で、数時間前までメキシコの熱い空気を吸っていた肺が痛くなるほどの寒さだった。
当面の滞在先は、フィリーのダウンタウンから車で40 分ほど北上したラングホーンという⽥舎街にある、⻄郷どんによく似たクリスというECW スタッフが住んでいたアパート。
その数⽇後にやはりメキシコから来たスペル・クレイジーという今でもマブダチのレスラーと、家賃を3 等分で払い合う生活が1 年間続いた。

GW の5.4 新⽇本プロレス控室で、ばってん×ぶらぶらに隠し撮りされていたオレ。
1 年後「メキシコは無理だったけどアメリカなら大丈夫」と⽇本から舞い戻ってきた嫁さんと籍を入れたのを機に、同じアパートの別の部屋へ海外5.5 回目の引っ越し。
まだたいした家財道具もなく、荷物はちょちょいと手運びですませた。
引越しはまだまだ続く
と、ここまでは海外での引っ越しといってもカバンひとつの世界観である。
次回はいよいよ、アメリカの東海岸から⻄海岸という大陸規模の引っ越しプラス、アメリカから⽇本という真にインターナショナルな引っ越しの話が登場なので乞うご期待。
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