2025/12/10
お隣さん
日本には「向こう三軒両隣(むこうさんげんりょうどなり)」という言葉があり、ご近所付き合いをする家を指します。
集合住宅の場合は両隣と上下の家が一般的ですが、今回は私の向こう三軒両隣を紹介しましょう。
左のお隣さん
私は35年前からズ~と同じ集合住宅で暮らしています。
左隣の御家族とは長いお付き合いになり、奥様が同じ年ということもあり「フミさん」「タミさん(私)」と呼びあっています。
私が添乗員の仕事をしているため顔を合わせることが少なかったのですが、ある事件をきっかけに距離がグッと縮まりました。
フミさんが飼っているペットの犬がベランダの仕切りをくぐり抜け、こちらの領域にフンをして立ち去ったのを目撃してしまったのです。
むむむ…これは直接お知らせした方が良いかも…
お手紙を書いて新聞受けに入れました。
すると翌日ピンポーン!が鳴り、ドアを開けるとフミさんが平謝りしながら「お詫びです~」と、菓子折りをくれたのです。
なんとそれは私が愛する銘菓チロリアンではありませんか!
心の中で(ええー、なぜ私の好みを知っているのかな、誰かに聞いたのかな?)と考えていたら犬のフンのことが、どこかに飛んで行ってしまいました…
という訳で、それ以降お話をする機会が増え、今ではお醤油やお酢を借りたりする「昭和のお隣さん」のような仲になりました。

福岡タワーそばのスケートリンク
右のお隣さん
一方、右隣はセカンドハウスにしてあるようで人の気配があまりありません。
それを知ってか数匹のハトがお隣のベランダに頻繁にやってきて、恋の季節は朝早くから「くるっくる~」と鳴いています。
しかも我が家のベランダに侵入し縄張りのフンをするようになったので、対策を講じました。
まず、お隣との仕切り板の上に停まらぬようにトゲトゲ軍団を配置。
そしてハトの天敵イーグルのレプリカを下げ、カラスのレプリカにも睨みをきかせてもらい、窓ガラスにフクロウのシールを貼ったところ、来なくなりました。
ばんざーい!
しかし安心してはいけない、来年もハトの恋の季節がやってくるので攻防戦は続く。
(一応このような状況を管理会社さんには報告しました)

鳩よけ鷲とトゲトゲ軍団

夕日を浴びる鳩よけカラス
宅配に感謝
私事ですが、坐骨神経痛のため仕事を半年ほど休んだことがありました。
冬の寒い時期で歩くのが辛く、外出もせず家にこもって負のスパイラルから抜け出せない状態でした。
食事を便利な宅配業者に頼む気にもなれずにいたら、前述のとなりのフミさんが毎日夕食を作って宅配してくれることになりました。
「家族の人数を一人増やせば良いだけから」と言ってくれる慈愛の心、ありがたや、ありがたや。
こうして毎晩あたたかい定食が綺麗なお皿に盛られてやってきました。
まるで母が作っているような一皿一皿に感極まって泣きながら食べたこともあり、フミさんには足を向けて寝られません。
また、彼女からとても効率的なことを教えてもらいました。
それは宅配物が玄関先に届くとき、片手に印鑑を持ってエレベーターの前で待ち伏せすることです。
配達の方々は時間に追われているので、荷物を渡したら即そのまま乗ってきたエレベーターで降りられるように「サッと受け取り、ポン!と印鑑を押す」これを見習って私も実行しています。
(今は置き配)

イルミネーションを楽しもう♪
生活音が親しみになればハッピー
集合住宅の場合、生活音は上下に響くので特に気を付けた方が良いと感じます。
わが家の上階の方は「今週は孫が2人来るので足音がうるさいと思うけど、ごめんね~」と言葉をかけてくれるので、上階の子供たちが走り回っていても「今日も元気やね~子供はあっという間に大きくなってしまい、いつまでもドタバタするわけではないしね~。」と穏やかな気持ちでいられます。
やはり日頃からお互い良好な関係でいることが望ましいですね。
挨拶は、はじめの一歩
旅先で泊まるホテルのエレベーターを利用するときに、途中で乗ってくる人がいたら気軽に挨拶をするのは海外では一般的な気がします。
旅先なので相手がどんな人か判らないからこそ、挨拶は「自分は怪しいものでは無いですよ」という意味にもみてとれます。
旅先でも日常でも最初は挨拶から、それがその先の「助け合い」につながることを願っています。
今年も残すところ20日ほどになりました。みなさんにとって、どんな年でしたか?
私は白内障の手術で両目がリニューアルし、驚くほど明るくクッキリと見えるようになり「もっと色んなものを見たい、知りたい」と気分は上々です。
来年もほっこりするようなコラムを書きますので、ぜひ読んでくださいね。
ありがとうございました。
日本には「向こう三軒両隣(むこうさんげんりょうどなり)」という言葉があり、ご近所付き合いをする家を指します。
集合住宅の場合は両隣と上下の家が一般的ですが、今回は私の向こう三軒両隣を紹介しましょう。
左のお隣さん
私は35年前からズ~と同じ集合住宅で暮らしています。
左隣の御家族とは長いお付き合いになり、奥様が同じ年ということもあり「フミさん」「タミさん(私)」と呼びあっています。
私が添乗員の仕事をしているため顔を合わせることが少なかったのですが、ある事件をきっかけに距離がグッと縮まりました。
フミさんが飼っているペットの犬がベランダの仕切りをくぐり抜け、こちらの領域にフンをして立ち去ったのを目撃してしまったのです。
むむむ…これは直接お知らせした方が良いかも…
お手紙を書いて新聞受けに入れました。
すると翌日ピンポーン!が鳴り、ドアを開けるとフミさんが平謝りしながら「お詫びです~」と、菓子折りをくれたのです。
なんとそれは私が愛する銘菓チロリアンではありませんか!
心の中で(ええー、なぜ私の好みを知っているのかな、誰かに聞いたのかな?)と考えていたら犬のフンのことが、どこかに飛んで行ってしまいました…
という訳で、それ以降お話をする機会が増え、今ではお醤油やお酢を借りたりする「昭和のお隣さん」のような仲になりました。

福岡タワーそばのスケートリンク
右のお隣さん
一方、右隣はセカンドハウスにしてあるようで人の気配があまりありません。
それを知ってか数匹のハトがお隣のベランダに頻繁にやってきて、恋の季節は朝早くから「くるっくる~」と鳴いています。
しかも我が家のベランダに侵入し縄張りのフンをするようになったので、対策を講じました。
まず、お隣との仕切り板の上に停まらぬようにトゲトゲ軍団を配置。
そしてハトの天敵イーグルのレプリカを下げ、カラスのレプリカにも睨みをきかせてもらい、窓ガラスにフクロウのシールを貼ったところ、来なくなりました。
ばんざーい!
しかし安心してはいけない、来年もハトの恋の季節がやってくるので攻防戦は続く。
(一応このような状況を管理会社さんには報告しました)

鳩よけ鷲とトゲトゲ軍団

夕日を浴びる鳩よけカラス
宅配に感謝
私事ですが、坐骨神経痛のため仕事を半年ほど休んだことがありました。
冬の寒い時期で歩くのが辛く、外出もせず家にこもって負のスパイラルから抜け出せない状態でした。
食事を便利な宅配業者に頼む気にもなれずにいたら、前述のとなりのフミさんが毎日夕食を作って宅配してくれることになりました。
「家族の人数を一人増やせば良いだけから」と言ってくれる慈愛の心、ありがたや、ありがたや。
こうして毎晩あたたかい定食が綺麗なお皿に盛られてやってきました。
まるで母が作っているような一皿一皿に感極まって泣きながら食べたこともあり、フミさんには足を向けて寝られません。
また、彼女からとても効率的なことを教えてもらいました。
それは宅配物が玄関先に届くとき、片手に印鑑を持ってエレベーターの前で待ち伏せすることです。
配達の方々は時間に追われているので、荷物を渡したら即そのまま乗ってきたエレベーターで降りられるように「サッと受け取り、ポン!と印鑑を押す」これを見習って私も実行しています。
(今は置き配)

イルミネーションを楽しもう♪
生活音が親しみになればハッピー
集合住宅の場合、生活音は上下に響くので特に気を付けた方が良いと感じます。
わが家の上階の方は「今週は孫が2人来るので足音がうるさいと思うけど、ごめんね~」と言葉をかけてくれるので、上階の子供たちが走り回っていても「今日も元気やね~子供はあっという間に大きくなってしまい、いつまでもドタバタするわけではないしね~。」と穏やかな気持ちでいられます。
やはり日頃からお互い良好な関係でいることが望ましいですね。
挨拶は、はじめの一歩
旅先で泊まるホテルのエレベーターを利用するときに、途中で乗ってくる人がいたら気軽に挨拶をするのは海外では一般的な気がします。
旅先なので相手がどんな人か判らないからこそ、挨拶は「自分は怪しいものでは無いですよ」という意味にもみてとれます。
旅先でも日常でも最初は挨拶から、それがその先の「助け合い」につながることを願っています。
今年も残すところ20日ほどになりました。みなさんにとって、どんな年でしたか?
私は白内障の手術で両目がリニューアルし、驚くほど明るくクッキリと見えるようになり「もっと色んなものを見たい、知りたい」と気分は上々です。
来年もほっこりするようなコラムを書きますので、ぜひ読んでくださいね。
ありがとうございました。
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