2026/06/10
繊細な日本製品
韓国製カップラーメン
頻繁に行く韓国へ、先日も行ってきた。
滞在初日。
夕方の早い時間に、一人で酒を飲みに行った。
適当に酔っ払い。
飽きてきたので、ホテルへ戻ろうかと。
しかし、空はまだうっすらと明るい。
これは、夜中に腹が減るやつかもしれない。
コンビニで追加の酒と、カップヌードル仕様の容器に入った辛ラーメンを買い、ホテルへ戻った。
部屋で軽く飲むと、いつの間にか寝てしまっていた。
翌日。
買ってきた辛ラーメンを啜る機会はなく、その翌日も。
五日間の滞在中、とうとう手を付けることはなかったので、最後は日本へ持ち帰った。
紙製の蓋が
日本でも、特に手を付けずにいた。
数日が経ち。ある日の午後。
小腹が空いた。
冷蔵庫を開けた。
何もなかった。
なので、とうとう食うことにした。
辛ラーメンを。
容器を持ち、紙製の蓋を引き剥がそうとした。
しかし――途中で破れてしまうのだ。
どんなに丁寧に剥がしても、ほんの少しめくれたと思ったら、途中で細かく、べりっ!と破れてしまうのである。
日本製のカップラーメンで、そんなことはあり得ない。
かつては、あったかもしれない。
そんな記憶も、ぼんやりとはある。
だが近年、カップ麺の紙製の蓋は、つまみ部分から引きはがせば、「ぬぺえー」と、気持ちいいまでにきれいに剥がせる。
そして電子レンジ
結局、ギザギザのボロボロ状態で、蓋は開いた。
お湯を注ぐ。
しかし、ハングルで書いてあるので何分待つかが分からない。
きっと、説明をしつこく読めばどこかに数字が書いてあり「あ、これは3分だな」なんて分かるのかもしれないが、めんどくさいのでそこは適当に。
とりあえず、3分経過。
啜ってみた。
まだ、かなり固い。
そういえば袋の辛ラーメンも、茹で時間は5分だったか、少々長い。
だが、さらに待つのも億劫だったので、電子レンジで加熱した。
ちなみに、オレがかつて住んでいたメキシコシティでは、標高が高いためお湯の沸点が低い。
だいたい80度で沸いてしまうため、カップラーメンには適さない。
なので、蓋を開いて水を注ぎ、電子レンジで加熱するのが一般的である。
それの再現。しかし――
バチバチバチ!
容器の縁のあたりに、青緑色の火花が大量発生したのだ。
慌てて過熱を止める。
ほんの数秒だったのに、容器だけは異様に熱くなっていた。
レンジにかけられたことで、辛ラーメンが怒っているような気がした。
とにかく、日本のものとはいろいろと違いすぎた。
「ぬぺえー」は技術の結晶
オレは、思い知らされてしまった。
日本製品の繊細さを。
少なくとも、日本のカップ麺は電子レンジに怒ったりしないし、あの「ぬぺえー」だって、実は相当な技術の結晶だったわけである。
日本でゆったり生きるのが、いちばんいい。
異文化体験をするたび、最近ではそう思う。
そんなオレは、もうオッサンである。

韓国製カップラーメン
頻繁に行く韓国へ、先日も行ってきた。
滞在初日。
夕方の早い時間に、一人で酒を飲みに行った。
適当に酔っ払い。
飽きてきたので、ホテルへ戻ろうかと。
しかし、空はまだうっすらと明るい。
これは、夜中に腹が減るやつかもしれない。
コンビニで追加の酒と、カップヌードル仕様の容器に入った辛ラーメンを買い、ホテルへ戻った。
部屋で軽く飲むと、いつの間にか寝てしまっていた。
翌日。
買ってきた辛ラーメンを啜る機会はなく、その翌日も。
五日間の滞在中、とうとう手を付けることはなかったので、最後は日本へ持ち帰った。
紙製の蓋が
日本でも、特に手を付けずにいた。
数日が経ち。ある日の午後。
小腹が空いた。
冷蔵庫を開けた。
何もなかった。
なので、とうとう食うことにした。
辛ラーメンを。
容器を持ち、紙製の蓋を引き剥がそうとした。
しかし――途中で破れてしまうのだ。
どんなに丁寧に剥がしても、ほんの少しめくれたと思ったら、途中で細かく、べりっ!と破れてしまうのである。
日本製のカップラーメンで、そんなことはあり得ない。
かつては、あったかもしれない。
そんな記憶も、ぼんやりとはある。
だが近年、カップ麺の紙製の蓋は、つまみ部分から引きはがせば、「ぬぺえー」と、気持ちいいまでにきれいに剥がせる。
そして電子レンジ
結局、ギザギザのボロボロ状態で、蓋は開いた。
お湯を注ぐ。
しかし、ハングルで書いてあるので何分待つかが分からない。
きっと、説明をしつこく読めばどこかに数字が書いてあり「あ、これは3分だな」なんて分かるのかもしれないが、めんどくさいのでそこは適当に。
とりあえず、3分経過。
啜ってみた。
まだ、かなり固い。
そういえば袋の辛ラーメンも、茹で時間は5分だったか、少々長い。
だが、さらに待つのも億劫だったので、電子レンジで加熱した。
ちなみに、オレがかつて住んでいたメキシコシティでは、標高が高いためお湯の沸点が低い。
だいたい80度で沸いてしまうため、カップラーメンには適さない。
なので、蓋を開いて水を注ぎ、電子レンジで加熱するのが一般的である。
それの再現。しかし――
バチバチバチ!
容器の縁のあたりに、青緑色の火花が大量発生したのだ。
慌てて過熱を止める。
ほんの数秒だったのに、容器だけは異様に熱くなっていた。
レンジにかけられたことで、辛ラーメンが怒っているような気がした。
とにかく、日本のものとはいろいろと違いすぎた。
「ぬぺえー」は技術の結晶
オレは、思い知らされてしまった。
日本製品の繊細さを。
少なくとも、日本のカップ麺は電子レンジに怒ったりしないし、あの「ぬぺえー」だって、実は相当な技術の結晶だったわけである。
日本でゆったり生きるのが、いちばんいい。
異文化体験をするたび、最近ではそう思う。
そんなオレは、もうオッサンである。

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