2024/07/10
海外旅行のススメ
今回は皆様に海外旅行に行こう!とコラム誌面にてオススメしたいと思う。
現在のような激しい円安の時に海外旅行なんて信じられない、何を考えているのか!とお叱りを受けそうだが、今現在の日本の経済情勢がある意味激しい円安という自国通貨の激しい値下がりを引き起こしているわけで、世界経済を学ぶ上ではこの上無い生きた教材を日本人は手に入れたということも言える情勢なのである。
円安の最中、ハワイに行ってみた
私は常日頃、日本文化を学ぶ場所をより多くの方々に持って頂くための活動をしているのだが、かねてからお話している通り藤原道長の直系の子孫である、藤原五摂家の中の二條家に弟子入りしお稽古を受けている。
この度、このお稽古事の師匠が還暦を迎えるにあたり、以前からのご希望だったハワイでの誕生日パーティーを開催するためにハワイに渡航した。
後程、ハワイでの物価高やその他の様子はお話したいと思うが、その前に数字からわかる日本の現状を知って頂きたい。
円安の理由
興味深い統計データがある。
自国内の株式市場における激しい株式の値上がりと、激しい自国通貨安が起こっている。
激しさの度合いを世界でランキングに表わすと、
1位はアルゼンチン
2位はトルコ
3位が日本 というのである。
その他上位に来る国としては、南アフリカやメキシコなどもある。ご存知の方も多いと思うが、このランキングの上位に来る国は破綻を経験した国多い。
また、もう一つ注目のデータは一人当たりGDP(国内総生産)である。
日本はGDP(国内総生産)においては今年初めにドイツに抜かれ、現在4位になったことは皆様ご存知だろうが、例えばドイツは人口が日本の半分くらい、逆にGDP世界2位の中国は日本の10倍の人口であることを考えると、ホントの経済力は一人当たりで比べないとわからないのだが、一人当たりGDPはどうなっているのかというと日本は世界37位なのだ。
日本経済の現状
ここ数年、日本の一人当たりGDPの順位は毎年5位づつくらい低下しているそうで、来年いよいよ40位以下に下がるという。
資産運用のプロである機関投資家達は、一人当たりGDPが40位以下の国を経済的には新興国と見るのだそうで、激しい株式市場の値上がり、激しい自国通貨安、そして一人当たりGDPの低下など合わせて分析すると一部の評論家や陰謀論を語るような人が語る激しい円高に戻るような話や、アメリカドル破綻論などはちょっと考えられないと機関投資家達は言う。
そんな中、今年から始まった新NISAにより個人投資家のお金がブームに乗り日本株や米国株に月2兆円ペースで流れているそうだ。
これが株高にも当然影響しているはずで、安易な投資で儲かるという幻想は抱かないで頂きたい情勢である。
データが語ることは外国から日本を見るとわかる
こんな中ハワイに渡航したのだが、実は航空券だけはかなり安かった。
コロナ後に日本の大手航空とLCCがこぞってハワイ路線に多くの便を飛ばしているのと、比較的オフシーズンであったことが影響していると思われるが、東京→ホノルル往復エコノミークラスが燃油サーチャージ込みで12万円弱であった。
しかしホテルは4泊で、以前は12万円ほどで宿泊可能だった同じホテルが43万円ほど出さないと宿泊できなかったり、タクシーに以前の倍近い運賃がかかったりした。
誕生日パーティーに使用した現地調達のバースデーケーキは、日本で4,000円前後で調達可能なものが12,000円ほどかかった。
丸亀製麺のうどんは安くても1,500円、大阪から出店のうどん店「つるとんたん」は、普通の良くあるうどんが5,000円していた。
ホノルルの中心部、ロイヤルハワイアンセンターあたりで会う日本人は以前と比べると格段に少なく、中心部からは少し離れたショッピングモールのフードコートに行ってみるとかなり大勢の日本人に会うことが出来た。
我々日本人がハワイ旅行に行く時にレトルトのご飯や食事を持って行くと良く聞いている中で、中心部のレストランでは普通に日本以外の国からの旅行者が食事やショッピングを楽しんでいたが、日本人の姿は少なかった。
この光景からわかるのはドルに対して世界の通貨が安くなったのではなく、いろいろな要因で円が世界の通貨に対して安くなったということで、
これから日本人はなぜそうなっているのか?
これからどうなるのか?
新NISA等ホントに国の政策に乗って、老後資金をお任せ状態でやっていていいのか?
などなど課題がたくさんだ。
個人個人が自分の身は自分で守るために、「勉強を正しくして、対応を自らしなければならない時代になっていることを自覚する必要がある」と確認出来た旅行になった。
皆さんはどうお考えだろうか?
今回は皆様に海外旅行に行こう!とコラム誌面にてオススメしたいと思う。
現在のような激しい円安の時に海外旅行なんて信じられない、何を考えているのか!とお叱りを受けそうだが、今現在の日本の経済情勢がある意味激しい円安という自国通貨の激しい値下がりを引き起こしているわけで、世界経済を学ぶ上ではこの上無い生きた教材を日本人は手に入れたということも言える情勢なのである。
円安の最中、ハワイに行ってみた
私は常日頃、日本文化を学ぶ場所をより多くの方々に持って頂くための活動をしているのだが、かねてからお話している通り藤原道長の直系の子孫である、藤原五摂家の中の二條家に弟子入りしお稽古を受けている。
この度、このお稽古事の師匠が還暦を迎えるにあたり、以前からのご希望だったハワイでの誕生日パーティーを開催するためにハワイに渡航した。
後程、ハワイでの物価高やその他の様子はお話したいと思うが、その前に数字からわかる日本の現状を知って頂きたい。
円安の理由
興味深い統計データがある。
自国内の株式市場における激しい株式の値上がりと、激しい自国通貨安が起こっている。
激しさの度合いを世界でランキングに表わすと、
1位はアルゼンチン
2位はトルコ
3位が日本 というのである。
その他上位に来る国としては、南アフリカやメキシコなどもある。ご存知の方も多いと思うが、このランキングの上位に来る国は破綻を経験した国多い。
また、もう一つ注目のデータは一人当たりGDP(国内総生産)である。
日本はGDP(国内総生産)においては今年初めにドイツに抜かれ、現在4位になったことは皆様ご存知だろうが、例えばドイツは人口が日本の半分くらい、逆にGDP世界2位の中国は日本の10倍の人口であることを考えると、ホントの経済力は一人当たりで比べないとわからないのだが、一人当たりGDPはどうなっているのかというと日本は世界37位なのだ。
日本経済の現状
ここ数年、日本の一人当たりGDPの順位は毎年5位づつくらい低下しているそうで、来年いよいよ40位以下に下がるという。
資産運用のプロである機関投資家達は、一人当たりGDPが40位以下の国を経済的には新興国と見るのだそうで、激しい株式市場の値上がり、激しい自国通貨安、そして一人当たりGDPの低下など合わせて分析すると一部の評論家や陰謀論を語るような人が語る激しい円高に戻るような話や、アメリカドル破綻論などはちょっと考えられないと機関投資家達は言う。
そんな中、今年から始まった新NISAにより個人投資家のお金がブームに乗り日本株や米国株に月2兆円ペースで流れているそうだ。
これが株高にも当然影響しているはずで、安易な投資で儲かるという幻想は抱かないで頂きたい情勢である。
データが語ることは外国から日本を見るとわかる
こんな中ハワイに渡航したのだが、実は航空券だけはかなり安かった。
コロナ後に日本の大手航空とLCCがこぞってハワイ路線に多くの便を飛ばしているのと、比較的オフシーズンであったことが影響していると思われるが、東京→ホノルル往復エコノミークラスが燃油サーチャージ込みで12万円弱であった。
しかしホテルは4泊で、以前は12万円ほどで宿泊可能だった同じホテルが43万円ほど出さないと宿泊できなかったり、タクシーに以前の倍近い運賃がかかったりした。
誕生日パーティーに使用した現地調達のバースデーケーキは、日本で4,000円前後で調達可能なものが12,000円ほどかかった。
丸亀製麺のうどんは安くても1,500円、大阪から出店のうどん店「つるとんたん」は、普通の良くあるうどんが5,000円していた。
ホノルルの中心部、ロイヤルハワイアンセンターあたりで会う日本人は以前と比べると格段に少なく、中心部からは少し離れたショッピングモールのフードコートに行ってみるとかなり大勢の日本人に会うことが出来た。
我々日本人がハワイ旅行に行く時にレトルトのご飯や食事を持って行くと良く聞いている中で、中心部のレストランでは普通に日本以外の国からの旅行者が食事やショッピングを楽しんでいたが、日本人の姿は少なかった。
この光景からわかるのはドルに対して世界の通貨が安くなったのではなく、いろいろな要因で円が世界の通貨に対して安くなったということで、
これから日本人はなぜそうなっているのか?
これからどうなるのか?
新NISA等ホントに国の政策に乗って、老後資金をお任せ状態でやっていていいのか?
などなど課題がたくさんだ。
個人個人が自分の身は自分で守るために、「勉強を正しくして、対応を自らしなければならない時代になっていることを自覚する必要がある」と確認出来た旅行になった。
皆さんはどうお考えだろうか?
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