2018/10/10
麦わら帽子は冬に買え
今月1日(2018年10月1日)の日経平均株価は終値で2万4245円となり、バブル崩壊後の1991年11月以来の最高値を更新しました。堅調な企業業績を背景に、株式市場には追い風の状況が続いています。
しかし、ここで考えていただきたいのは、もうすでに日本の景気拡大局面は2012年12月から続いており、このままいけば今年12月には戦後最長になろうとしていることです。
これだけ景気が良い状況が続くと、ついつい楽観視してしまいがちですが、景気には循環サイクルがあるため、好調な状況がずっと続いていくことはありません。
また、米国トランプ大統領による中国を始めとする各国との貿易摩擦や、トルコやブラジルなどの新興国(とくに経常赤字国)の深刻なインフレや財政懸念など、世界経済の先行きに対する不安材料は増えてきています。
実際に米国FRB(連邦準備制度)のパウエル議長も2019年から2020年にかけての景気後退に警報を鳴らしていることも忘れてはいけませんね。
大変好調な経済状況にある米国は段階的な利上げによって短期金利は上昇しているものの、長期金利がなかなか上がっていかない背景には、たとえ足元は好調であっても、それが長く続くものではないことを市場が理解しているからではないでしょうか。
リスクの低減を最優先で考える
このような状況から個人的には、現在の世界経済は山に例えるなら、すでに9合目を過ぎて、頂上を探っている時期にあると考えています。世界経済の変調はあちこちに見られるようになってきているので、ひょっとしたらもうすでに頂上から下り始めているかもしれません。
このような時期に投資家はどのように行動をすればよいのかというと、そのスタンスが「投機」であればモメンタム重視の戦略が求められますので、今の勢いを大事にすれば良いと思います。
短い時間軸で考えている投資家の場合も同様です。
しかし、将来の生活資金のような大切なお金の運用は、「投機」ではなく、「投資」を行わなくてはいけません。
「投資」の場合にはやはり長期投資のスタンスで挑むことが大切になりますし、失敗のリスクを減らすためにも、高値のタイミングでの資産購入はなるべく避けなくてはいけません。
このような観点からすると、大切なお金の運用を考えている投資家の場合は、今の時期は積極的な投資は控えるべきだと思います。
投資を行うにしても、安全性を重視したリスクを抑えた運用か、または積立(定時定額購入)による投資タイミングの分散などで、リスクの低減を最優先で考えるべきだと思います。
麦わら帽子は冬に買え
また、勇気があってある程度のリスクは許容できる投資家であれば、長期投資の視点で考え、現段階で割安と考えられる資産を仕込んでおくと、将来的なリターンに繋がる可能性は高くなります。
投資の有名な格言の一つに「麦わら帽子は冬に買え」があります。
麦わら帽子は冬には需要が無いので安くなりますよね。しかし、暑い夏の時期には需要が増えて価格が上がるものなので、そこで売れば大きな利益が出るというわけです。
もともとは季節株戦略の有効性を説く格言ですが、人が注目しないときに安く買って、人が注目するときに高く売れば儲かるという意味で捉えて構いません。
たとえ今は注目をされていなくて誰も買わないような資産でも、将来需要が増えて高くなるであろう、業績が伸びて高くなるであろうという見込みがあれば、まだ注目度が低いうちに買っておけば大きな利益を期待できるものです。
投資の世界にはたくさんの格言がありますが、それらは長い歴史の中で経験則によって生まれてきたものです。
そのような格言というのはけっして無視をしてはいけないと思います。
それでは今この時期に多くの人に注目をされていないで、割安な水準で放置されている資産は何でしょうか?
このような視点で投資先選びを行うと良いでしょう。
今も着実に経済成長をしていて、将来の利益成長も期待できるのに、割安なまま放置されている資産もありますよ。
今月1日(2018年10月1日)の日経平均株価は終値で2万4245円となり、バブル崩壊後の1991年11月以来の最高値を更新しました。堅調な企業業績を背景に、株式市場には追い風の状況が続いています。
しかし、ここで考えていただきたいのは、もうすでに日本の景気拡大局面は2012年12月から続いており、このままいけば今年12月には戦後最長になろうとしていることです。
これだけ景気が良い状況が続くと、ついつい楽観視してしまいがちですが、景気には循環サイクルがあるため、好調な状況がずっと続いていくことはありません。
また、米国トランプ大統領による中国を始めとする各国との貿易摩擦や、トルコやブラジルなどの新興国(とくに経常赤字国)の深刻なインフレや財政懸念など、世界経済の先行きに対する不安材料は増えてきています。
実際に米国FRB(連邦準備制度)のパウエル議長も2019年から2020年にかけての景気後退に警報を鳴らしていることも忘れてはいけませんね。
大変好調な経済状況にある米国は段階的な利上げによって短期金利は上昇しているものの、長期金利がなかなか上がっていかない背景には、たとえ足元は好調であっても、それが長く続くものではないことを市場が理解しているからではないでしょうか。
リスクの低減を最優先で考える
このような状況から個人的には、現在の世界経済は山に例えるなら、すでに9合目を過ぎて、頂上を探っている時期にあると考えています。世界経済の変調はあちこちに見られるようになってきているので、ひょっとしたらもうすでに頂上から下り始めているかもしれません。
このような時期に投資家はどのように行動をすればよいのかというと、そのスタンスが「投機」であればモメンタム重視の戦略が求められますので、今の勢いを大事にすれば良いと思います。
短い時間軸で考えている投資家の場合も同様です。
しかし、将来の生活資金のような大切なお金の運用は、「投機」ではなく、「投資」を行わなくてはいけません。
「投資」の場合にはやはり長期投資のスタンスで挑むことが大切になりますし、失敗のリスクを減らすためにも、高値のタイミングでの資産購入はなるべく避けなくてはいけません。
このような観点からすると、大切なお金の運用を考えている投資家の場合は、今の時期は積極的な投資は控えるべきだと思います。
投資を行うにしても、安全性を重視したリスクを抑えた運用か、または積立(定時定額購入)による投資タイミングの分散などで、リスクの低減を最優先で考えるべきだと思います。
麦わら帽子は冬に買え
また、勇気があってある程度のリスクは許容できる投資家であれば、長期投資の視点で考え、現段階で割安と考えられる資産を仕込んでおくと、将来的なリターンに繋がる可能性は高くなります。
投資の有名な格言の一つに「麦わら帽子は冬に買え」があります。
麦わら帽子は冬には需要が無いので安くなりますよね。しかし、暑い夏の時期には需要が増えて価格が上がるものなので、そこで売れば大きな利益が出るというわけです。
もともとは季節株戦略の有効性を説く格言ですが、人が注目しないときに安く買って、人が注目するときに高く売れば儲かるという意味で捉えて構いません。
たとえ今は注目をされていなくて誰も買わないような資産でも、将来需要が増えて高くなるであろう、業績が伸びて高くなるであろうという見込みがあれば、まだ注目度が低いうちに買っておけば大きな利益を期待できるものです。
投資の世界にはたくさんの格言がありますが、それらは長い歴史の中で経験則によって生まれてきたものです。
そのような格言というのはけっして無視をしてはいけないと思います。
それでは今この時期に多くの人に注目をされていないで、割安な水準で放置されている資産は何でしょうか?
このような視点で投資先選びを行うと良いでしょう。
今も着実に経済成長をしていて、将来の利益成長も期待できるのに、割安なまま放置されている資産もありますよ。
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