蔵茂 暉大

ファイナンシャルプランナー
長野県で生まれる。
大学時代は東北地方で過ごし、旅行会社への就職を夢見て独学で国家資格である「旅行業務取扱主任者」を取得するが銀行員だった父親の影響もあり大手地方銀行に就職。
旅行業界の知識も生かし現職では全国に顧客を持つ。

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2018/11/10

ホントの情報を知ろう

世界から見た日本と日本人が見ている日本は違う

「狭い日本 そんなに急いで何処へ行く」こんな交通安全のキャッチフレーズが以前あったのを、皆さんも覚えているだろう。
しかし日本はホントに狭いのか?
日本の国土面積は実は世界で60番目くらいに大きいのだ。
それでは日本の人口はどうだろう?
実は日本の人口は、2017年調べで世界第10位となっている。
予想通りだっただろうか。それとも予想外に上位なんだと思われただろうか?

このように日本のことを正しく情報を得ていないケースが結構ある。
日本人は自分を売り込む事ができない、控えめ、意見を言うのが苦手など日本人自身が自分たちをネガティブに言うことが多いが、外国人から見た日本人のイメージは全く違う。
外国に行くと、日本人はマナーがよく人に優しく相手のことを考えて譲ってくれる。 他人のことを考えて行動していて素晴らしい、など良いイメージを聞くことが多い。

大震災など緊急事態が発生した時に、救援物資を我慢強く長蛇の列を作って整然と並んで待つ日本人を称賛するコメントがたくさん寄せられるのを、皆さんも見たことがあるだろう。

海外のホテルでは、日本人が宿泊する部屋を予約した部屋タイプよりもアップグレードしてくれることが結構ある。
日本人は宿泊時にとても綺麗に部屋を使ってくれると評価が高く、より良い部屋を使ってほしいのだと、海外のホテルの従業員から聞いたことがある。

また日本の海外支援のやり方はただお金を寄付するだけではなく、支援した国の方々がきちんと自立して自分たちでやっていけるように教えるところまでやることが、アジアの国々中心に評価が高い。
だからもっと日本人は自信を持っていいのだと思う。

世界の常識と日本の非常識

例えば薬品の関係で今言われていること。具体的にはなるべく触れないようにしたいと思うが、「フッ素」「血圧を下げる薬」「コレステロールを下げる指導」「世界的にも希な食品添加物などの大量認可」等は海外の常識では絶対やらないことの一部である。

例えば高血圧の基準だが、日本では130を越えると高血圧と言われて薬を飲むように促されるが、海外では年齢+90が基準となっている。つまり60歳の方なら、150を越えたら初めて高血圧となる。
なぜ日本は高血圧の基準を下げて行くのだろうか?
なぜコレステロール値が高めの方の方が長生きするというデータもあるのに、メタボ判定なんて人間ドックで言われて指導を受けなければならない方が急増しているのか?
なぜ先進国の中でほぼ日本だけガン患者が増えているのか。

皆さんも一緒に答えを考えて頂きたい。

医療や薬品の分野だけではない

アメリカでは、約20年前後前から金融機関のあり方がいろいろ議論されている。
当時のアメリカは銀行を中心に金融機関は金融のデパート(一つの金融金融機関でローン 貯蓄 証券業務 生命保険、損害保険全てを扱う)化していたが、その金融機関のあり方がいろいろな問題を引き起こしたり、「何でも販売できます」がかえって何でも売れない、売り上げを落とすような現象が起こっていた。

大手金融機関の中には金融デパートをやめ、本業回帰の動きがあったのにもかかわらず、同じ時期に日本では金融ビッグバンと称し金融機関に他業種の商品取り扱いを解禁し金融のデパート化を推進してきた。
最近金融機関の不祥事は、これに起因しているものも多いと思われる。

日本には世界に誇れる素晴らしい部分がたくさんあるが、その反面世界の常識がなぜか日本の非常識になっている部分が大切なところで結構あるのも事実だ。
今こそマスメディアから提供される情報を鵜呑みにすることなく、強い日本を守って行くために、正しい情報とは何かということを考える時に来ているのではないかと思う。
一人でも多くこの疑問を解決するために、一緒に勉強していただける方が増えることを願っている。

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