小峰 裕子

(株)大洋不動産

相続マインズ福岡

小峰 裕子

平成元年より不動産業に従事。不動産におけるすべての判断はオーナーご家族の幸せや将来設計に多大な影響を及ぼすことを実感する。1999年にCFP®資格取得、2000年にNPO法人相続アドバイザー協議会養成講座1期生として研修を受け、相続に強い不動産の専門家として不動産管理運営の相談業務を中心に、セミナー講師や不動産相続のサポート業務を行っている。大洋不動産常務取締役・相続マインズ福岡代表

この執筆者の過去のコラム一覧

2018/11/10

その仕事は相手を幸せに出来るか

不動産と相続のアドバイザー、小峰裕子です。
澄んだ秋空を見上げると心が浄化される気がします。
近頃は過ごしやすい季節が急速に短くなりつつあるようです。地球に優しい暮らしを心掛けたいですね。

たとえばプラスチック製のストロー提供をやめたスターバックスやマクドナルド。
日用品に使われることが多いプラスチックは「腐らない」ので土に返ることはなく、環境汚染の大きな原因となっています。そうしたことからも、ストローをはじめとする「脱プラスチック」の流れは加速し、研究開発も進むでしょう。
世界中を幸せにする、誇り高い仕事です。

10年後に消える職業

スマートフォンをはじめとしたモバイル端末(携帯して持ち歩ける電子機器)によって、時間や空間の垣根がなくなりつつある現代です。
テクノロジーの進化は「人と人が直接会わずに物事が済んでしまう」ビジネスを生みました。そのおかげか、オックスフォード大学が発表した「あと10年で消える職業」によれば不動産は第3位です。
つまり物件紹介レベルの営業マンは必要とされなくなるということです。

ターゲットは情報弱者

まだそんなことやってるの?と揶揄されそうですが、「建てさせたい」「買わせたい」営業が横行しているのも不動産業界。ターゲットは情報弱者です。
もちろん建ててよい人、買ってよい人もいらっしゃいますから一概に間違っているとは言いませんが、「その仕事は相手を幸せに出来るか」といえば答えはNOです。
営業マンは契約書にサインさせることで「何百万という報奨金」「海外旅行」「ブランド品」「社内での地位」などを手にすることが出来ます。つまり「自分の幸せ」しか見ていないのです。

不動産投資への過大な信用

行き過ぎた結果がどうでしょう。
不動産投資への過大な信用から来る不動産投資市場の熱狂と、「建てさせたい」「買わせたい」不動産業者の活況、そしてそれを支えた金融機関の不正融資です。
最近は、投資用不動産を販売している業者が金融機関への審査資料を改ざんするなどして摘発される始末です。実際は1億円の契約なのに1億3000万円の契約であるとして融資を引き出す手口は「ふかし」と呼ばれているそうで、何をやっているのかとあきれます。

仕事という大儀に吸い込まれない

暮らしの営みがあって商いをする人がいて、不動産は幸せを育む場所であり夢をかたちにする素晴らしい資産です。
実は不動産業はその9割近くが従業者数5名未満という業界です。ご縁あって頂くのが不動産の仕事。大手の持つスケールメリットは享受せずとも、こころある業者はお客さまと目線を同じくし、仕事という大儀に吸い込まれることもない倫理と誇りを持っているはずです。

お客さまをより幸せにしたいという気持ちを持ち、不断の学びを忘れずにいれば、必ず期待を上回るレベルの気づきや助言を与え、重要な役割を担うことができます。そんな本物の不動産コンサルタント達が今、日本中どころか世界中にその仲間を増やそうとしているのをご存じでしょうか。
ぜひ良いご縁を結んで下さい。どうすればあなたを喜ばすことが出来るか、考えてばかりいる人たちです。

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