2016/12/10
なぜ空室が長く続くのか
増え続ける空き家
総務省が5年に一度行う「住宅・土地統計調査」によれば、空き家数は820万戸と過去最高となり、全国の住宅数の13.5%を占めていることが分かりました。
福岡市の状況は12.2%で全国を下回ってはいますが、過去を調べると景気悪化の影響をもろに受けた平成20年は、14.7%(全国13.1%)にも上っています。
不動産投資先の有力候補として全国レベルで注目を集める福岡市ですが、住宅総数は増え続けていること考えると楽観はできません。
不動産業者は、退去の申し出を受けるとすぐ募集活動を開始します。
リフォーム業者と予定を組み、鍵が返ってきたら直ちに動いてもらえるように段取りをします。
それと同時に、エンドユーザーのみならず、他の不動産業者にもインターネットでの告知やメール、FAXなどで物件を公開し、いち早くエンドユーザーであるお客さまの目に触れ、内覧から申し込みに至るようにがんばっています。
不動産業者の募集姿勢はそれぞれ
ただ、すべての不動産業者が同じように募集活動をしているかといえば、そうではありません。
大手の仲介専門業者などは基本的に他社には公開していませんし、「物件によってはしていない」という場合もあります。
もし退去から6ヶ月以上たっているのに業者から報告もない、提案もないという状況なら、一度お話をされてみてはいかがでしょうか。
あなたにとって大切な不動産です。
できれば顔を合わせて、あなたの不動産はなぜ空き室なのか直接聞くのが一番です。空室に悩んでいるオーナーのお話を伺うと、これ、やってない方が結構いらっしゃいます。
すべてはここからです。
管理状況を確かめる
次に、実際に現地のアパート、マンションを訪れてみて下さい。
管理状況は良好でしょうか。内覧に来るお客さまは「自分が住んでもいいかな」と思えるかどうかを確かめに来られます。
「ええ~っ」より「おお~っ」が良いに決まっています。
ポスト付近や自転車置き場、ゴミ置き場、掲示物など、お客さまの視座に立つと気に止まることがあるかもしれません。
不断の努力はなされているか
ぜひ部屋にも上がってみましょう。リフォームの仕上がりは満足ですか。
特に水回りのツヤと輝きは印象を大きく左右します。つまり仕事が丁寧かどうかということをチェックします。
通常はリフォームにそれほど金額を投じることはできません。
見積もりの時にどの程度すべきかを判断しますが、お客さまから敬遠されるほど削ってしまうのは本末転倒です。リフォームの仕上がりは不動産業者の経験と施工業者の技術に負うところが大きいのですが、確かめてみて下さい。
そして最後、匂いは大丈夫ですか。定期的に風を入れたり水を流すなど、空室は不断の努力が必要です。
持ち家比率が低い福岡市
それでも状況が好転しないなら、具体的な対策が必要です。
驚いたことに福岡市の持ち家比率は36%(全国61%)しかありません。6割以上がアパートやマンションなど借家住まいなのです。
最前線の営業マンは、あなたの不動産が「なぜお客さまから選ばれないのか」を知っています。
次回はあなたが持つ不動産の市場性と収益性という側面から、選ばれる不動産であるための対策をご提案いたします。
賃貸市場は弱肉強食、守り抜くためには武器が必要なのです。
増え続ける空き家
総務省が5年に一度行う「住宅・土地統計調査」によれば、空き家数は820万戸と過去最高となり、全国の住宅数の13.5%を占めていることが分かりました。
福岡市の状況は12.2%で全国を下回ってはいますが、過去を調べると景気悪化の影響をもろに受けた平成20年は、14.7%(全国13.1%)にも上っています。
不動産投資先の有力候補として全国レベルで注目を集める福岡市ですが、住宅総数は増え続けていること考えると楽観はできません。
不動産業者は、退去の申し出を受けるとすぐ募集活動を開始します。
リフォーム業者と予定を組み、鍵が返ってきたら直ちに動いてもらえるように段取りをします。
それと同時に、エンドユーザーのみならず、他の不動産業者にもインターネットでの告知やメール、FAXなどで物件を公開し、いち早くエンドユーザーであるお客さまの目に触れ、内覧から申し込みに至るようにがんばっています。
不動産業者の募集姿勢はそれぞれ
ただ、すべての不動産業者が同じように募集活動をしているかといえば、そうではありません。
大手の仲介専門業者などは基本的に他社には公開していませんし、「物件によってはしていない」という場合もあります。
もし退去から6ヶ月以上たっているのに業者から報告もない、提案もないという状況なら、一度お話をされてみてはいかがでしょうか。
あなたにとって大切な不動産です。
できれば顔を合わせて、あなたの不動産はなぜ空き室なのか直接聞くのが一番です。空室に悩んでいるオーナーのお話を伺うと、これ、やってない方が結構いらっしゃいます。
すべてはここからです。
管理状況を確かめる
次に、実際に現地のアパート、マンションを訪れてみて下さい。
管理状況は良好でしょうか。内覧に来るお客さまは「自分が住んでもいいかな」と思えるかどうかを確かめに来られます。
「ええ~っ」より「おお~っ」が良いに決まっています。
ポスト付近や自転車置き場、ゴミ置き場、掲示物など、お客さまの視座に立つと気に止まることがあるかもしれません。
不断の努力はなされているか
ぜひ部屋にも上がってみましょう。リフォームの仕上がりは満足ですか。
特に水回りのツヤと輝きは印象を大きく左右します。つまり仕事が丁寧かどうかということをチェックします。
通常はリフォームにそれほど金額を投じることはできません。
見積もりの時にどの程度すべきかを判断しますが、お客さまから敬遠されるほど削ってしまうのは本末転倒です。リフォームの仕上がりは不動産業者の経験と施工業者の技術に負うところが大きいのですが、確かめてみて下さい。
そして最後、匂いは大丈夫ですか。定期的に風を入れたり水を流すなど、空室は不断の努力が必要です。
持ち家比率が低い福岡市
それでも状況が好転しないなら、具体的な対策が必要です。
驚いたことに福岡市の持ち家比率は36%(全国61%)しかありません。6割以上がアパートやマンションなど借家住まいなのです。
最前線の営業マンは、あなたの不動産が「なぜお客さまから選ばれないのか」を知っています。
次回はあなたが持つ不動産の市場性と収益性という側面から、選ばれる不動産であるための対策をご提案いたします。
賃貸市場は弱肉強食、守り抜くためには武器が必要なのです。
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