蔵茂 暉大

ファイナンシャルプランナー
長野県で生まれる。
大学時代は東北地方で過ごし、旅行会社への就職を夢見て独学で国家資格である「旅行業務取扱主任者」を取得するが銀行員だった父親の影響もあり大手地方銀行に就職。
旅行業界の知識も生かし現職では全国に顧客を持つ。

この執筆者の過去のコラム一覧

2019/01/10

今年の目標は何ですか?

昨年は沢山の方々にコラムをお読みいただきましてありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。

さあ 早速今年初めての学びに入って行きたいと思う。
ところで皆様は昨年立てた目標を達成できただろうか。目標というのは願い事と言ってもいいだろう。
去年考えた願い事はどのぐらい叶っただろうか?

 

願い事が叶う方と叶わない方はどこが違うのだろうか?

目標達成能力が高い方とそうでない方は何が違うのであろうか?。年初にあたり皆様は目標を考えたり、願い事をされたと思うが、その目標を達成したり願い事を叶えたりするためにはどうしたらいいのだろうか?
今回はそのなかなか難しいお題について考えてみたいと思う。

世の中には願いが叶う方と叶わない方がいるのだが、願いが叶う方というのは願いが叶うことをどう見ているのだろうか?
逆に、願いが叶わない方は願いが叶うということをどのように見ているのであろうか?
まず、願いがなかなか叶わない方は、願いが叶う方のことを次のように見ている傾向があるように思う。

「たまたま運が良かったからだ」
「たまたまいい人が現れた」
「たまたまいい人脈があっただけ」
「あの人はいつも人に助けられてばかりいる」

等々、目標を達成できる人や願いが叶う人はたまたま運が良かっただけで、そのように出来る人はほんの一握りに過ぎず、自分の努力とは関係なく決まっているから自分は目標達成や願いが叶うことは「たまたま」以外には訪れないと考える傾向がある。

 

それに対して目標達成能力が高く、いつも目標達成し、願い事がいつも叶う方は目標達成でき願いが叶うということを次のように見ている。目標達成できる人はいつもその目標について考えているし、自分がどのように人に貢献できるか常に考えている。
その目標や願い事のことが常に頭の中にあって離れないということである。
だからたまたま達成できたり叶うことはない、本人の努力によって誰でも叶うし目標達成出来ると考えている。

目標達成と潜在意識の関係

人間は自分の頭で考えてから行動する、これを顕在意識と言うのだが、顕在意識は3%しか使ってないと言われている。
残りの97%は潜在意識が勝手に動かしていると言われているのだ。
ということは潜在意識の中に目標や願い事を入れ込むことができれば、オートマチックに目標は達成され、夢は叶うということになる。
潜在意識に目標が入ってしまえば、無意識にそれに向かって人間は行動してしまうということになる。

では、次にどうしたら潜在意識に目標や願い事を入れることができるのか考えてみたいと思う。

潜在意識に目標や願い事を入れてしまう方法

これからお話しする方法は、自分の目標を達成したり願い事を叶えたりすることが上手な方々が実践している、具体的な方法である。

「手帳の活用」

まず手帳の中に少し時間のかかる、大きな目標を掲げる。
この目標はいつでも見ることができる場所に書いてあるようにし、手帳を開くたびにこの目標が目に入ってくるというようにする。
次に、手帳の毎日のページには、その日にやらなければならない小さなことが書かれている欄を作る。
そこにはチェック欄を設け、その日にそれができたらそこにチェックを入れるようになっているのが望ましい。
その日にできなかった項目は、次の日以降に必ず先送りされて行く。先送りが多すぎると、毎日の欄に先送りがどんどん溜まって行ってしまう。
こうして次々と小さな目標を達成して行きながら、毎日開いた手帳の中で大きな目標を目にすることになる。
こうして確実に達成してゆくと、ある日大きな目標も願い事も自然と達成している。

「神社の活用」

皆さんは神社に参拝し願い事を言うだろう。
神社に行って願い事を言うという行為は、自分の潜在意識にその目標を入れる行為そのものである。
その神社に行く回数が多ければ多いほど清々しく落ち着いた雰囲気の中で、目標や願い事を自分に対して言う回数が多くなるということになる。
神社に行くと特別な力が働いて願い事が叶うということもあるが、実は神社に行きお祈りするたびに自分の目標や願い事を潜在意識に入れるという行為をしていることになる。
それによって目標や願いを叶えるスイッチが入りオートマチックに人間は行動する。
昔の人はこれを知っていて神社にお参りしていたのかもしれない。

「夢地図の活用」
夢地図というのを作って、自分が叶えたい夢や目標を視覚に訴えて潜在意識に入れるという方法もある。

いずれにしても目標や夢は、たまたま運が良かったから叶うというものではなく、夢や目標に向かってそのことを常に考えている人が叶えることができるものなのであろう。
そのために手帳や神社や夢地図などの活用を紹介したが、自分なりの活用方法を研究して一番潜在意識に入りやすいと思う方法を試してみていただきたい。

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