医学博士

広橋整形外科医院

廣橋 昭幸

昭和35年生まれ 久留米大学医学部卒業。久留米大学整形外科医局に在籍し、関連病院・大学病院で勤務後、公立八女総合病院整形外科医長。久留米大学整形外科講師を経て、平成17年より実家である福岡市中央区谷「広橋整形外科医院」で診療。こどもから高齢者までを対象に地域医療に携わっています。

医学博士 日本専門医機構・整形外科専門医・日本整形外科学会・スポーツ認定医、脊椎脊髄認定医、リハビリテーション認定医、リウマチ認定医

〒810-0031
福岡市中央区谷1丁目16-38
広橋整形外科医院
TEL 092-712-1454

この執筆者の過去のコラム一覧

2020/04/10

「特別版」

手洗いを習慣に

世間では、新型コロナ・ウィルスの話題が毎日のように報道されています。
消毒液やマスクが欠品し、フェイクニュースに踊らされてトイレットペーパーが不足するなんてことも。
人の往来が制限され、ちょっとした鎖国状態。
観光客も減り、仕事も減り、物は作れず、売れず、経済も落ち込む。
花見のシーズンだと言うのに、自粛・自粛。スポーツも無観客で行われる。オリンピックも簿妙です。

1月に「人から人へ感染する」とわかったときから、ある程度のことは想像していたものの、こんな世の中になると、みなさん思ったでしょうか?
それぞれが出来ることは・・・

風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、お一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。
感染症対策に努めていただくよう、お願いいたします。

次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合

【相談後、医療機関にかかるときのお願い】
電話番号 0120-565653 (フリーダイヤル)
受付時間 9:00から21:00 (土日・祝日も実施)

帰国者・接触者相談センターから、受診を勧められた医療機関を受診してください。
複数の医療機関を受診することは、お控えください。

医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。

マスクをつけましょう

使用したマスクは他の部屋に持ち出さないでください。
マスクの表面には触れないようにしてください。
マスクを外す際には、ゴムやひもをつまんで外しましょう。
マスクを外した後は必ず石鹸で手を洗いましょう。(アルコール手指消毒剤でも可)

※マスクが汚れたときは、すぐに新しい清潔な乾燥マスクと交換。
※マスクがないときなどに咳やくしゃみをする際は、ティッシュ等で口と鼻を覆う。

こまめに手を洗いましょう

こまめに石鹸で手を洗いましょう、アルコール消毒をしましょう。
洗っていない手で目や鼻、口などを触らないようにしてください。

換気をしましょう

定期的に換気してください。
共有スペースや他の部屋も、窓を開け放しにするなど換気しましょう。

手で触れる部分を消毒しましょう

共用部分(ドアの取っ手、ノブ、ベッド柵など)は、薄めた市販 の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう。
物に付着したウイルスはしばらく生存します。

家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、使用量の目安に従って薄めて使ってください(目安となる濃度は0.05%です。製品の濃度が6%の 場合、水3Lに液を25mlです。)
トイレや洗面所は、通常の家庭用洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤でこまめに消毒しましょう。
タオル、衣類、食器、箸・スプーンなどは、通常の洗濯や洗浄でかまいません。

感染者の使用したものを、分けて洗う必要はありません。
洗浄前のものを、共用しないようにしてください。
特にタオルは、トイレ、洗面所、キッチンなどでは共用しないように注意しましょう。

それぞれが出来ることは・・・
1日も早い、収束・終息を願うばかりです。

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