蔵茂 暉大

ファイナンシャルプランナー
長野県で生まれる。
大学時代は東北地方で過ごし、旅行会社への就職を夢見て独学で国家資格である「旅行業務取扱主任者」を取得するが銀行員だった父親の影響もあり大手地方銀行に就職。
旅行業界の知識も生かし現職では全国に顧客を持つ。

この執筆者の過去のコラム一覧

2021/10/10

クレジットカード ポイント マイル最新事情

コロナ渦で海外旅行に行けなくなってもうすぐ2年。
旅行に行けないなら、マイル貯めてもしょうがないし、 他のポイント貯めたとしても大して魅力もないなんて思っている方はいらっしゃらないだろうか?とんでもないことだ。
このコロナ渦でマイルやポイントは貯め放題の大バーゲンとなっていて、今だからこそ貯める仕組みを皆さんは工夫をし、コロナが明けたら活用できるようにしておくことをオススメする。

皆さんはSNS上によく表示される「ファーストクラスにゼロ円で乗る方法」なる広告を目にしたことはあるだろうか?
この広告には一言もの申したい部分がある。 正しくは燃油サーチャージという料金が航空会社から徴収されるので数万円はかかるので「ゼロ円」ではない。
それはさておき 現在、鉄道会社、航空会社、ホテル業界は政府指導に従い移動の自粛をお客様にお願いしている形になっているが、いかにして利用者を呼び戻すかということもちゃんと行っている。

新幹線各社

JR各社の新幹線などに適用されるポイント率のアップや割引制度など探せば、面白いほどあるのに氣付かされるだろう。
またポイント有効期限が切れてしまわないように延長の措置が適用されている場合が多いので確認しておくと良いだろう。

航空会社各社

航空会社もまた同様 顧客呼び戻しにいろいろな方法で呼び掛けをしている。
従来ならキャンセル料金が多額にかかるような予約においてもコロナが原因でキャンセルするなど一定の条件を満たすとキャンセル料金がかからないでキャンセルできたり、 またマイルやマイルを使って購入した航空会社の電子商品券のような仕組みは通常だと1年~3年で有効期限が切れて無効になってしまうが、最近はその期限を延長する動きが広がっている。


私は次のような相談を皆様からお受けすることが多い。
「マイルの有効期限が切れてしまうがどうしたら良いか?」といったマイルに関するご相談なのだが今後しばらくは不要かもしれない。
また航空会社の上級ステイタスをお持ちの方は(ダイヤモンド会員などと呼ばれる利用頻度が多い方の優遇制度)に関しても通常は毎年の利用回数や距離に応じてそのランクに次年度も留まることができるか判定があるが、コロナ渦では利用が足りなくてもサービス提供期間を延長したりしているので確認していただくといいだろう。
また、いろいろなキャンペーンがあり、割増しでマイルをいただけたりするのだがキャンペーンに申し込みが必要なものが多いのでホームページで確認することをオススメしたい。

ホテル業界

ホテル業界は外資系ホテルグループを中心にかなりの値引きやポイント付与の大幅割り増しが行われており、県境をまたぐ旅行は積極的にはオススメできないが近場でたまにはゆったりとホテルライフを楽しむのはありだと思う。
例えばマリオットホテルのグループは私の感覚では全国の対象ホテルがコロナ前の半額から3分の2程度の料金で宿泊可能だが、宿泊によって付与されるポイントの率はコロナ前の倍にはなっている。
提携のクレジットカードも申し込みによって頂けるポイントも大幅割り増しになっており合わせて利用すると良い。

ショッピング

飛行機にも乗らないし旅行にも行かないという方もコロナ渦のお陰でかなり得をできる仕組みが探せばたくさんある。
コンビニ各社のアプリは最近凄いなと私が思っている仕組みの一つである。それほど多額に買い物しているわけではないのにかなりの頻度でビール無料券などクーポンが送られてくる。


また アロマオイル等扱っているあるショッピングサイトは定期購入(毎月購入商品変更可能)を設定しておくと、購入によって頂けるポイントや、おまけで頂ける商品、そしてクレジットカードでの購入によるポイントを合わせると購入額の約半額が還元されているような会社まである。

まだまだたくさん紹介したいところだが、少し探しただけでもこれだけメリットがある仕組みが存在する。
提供する側もいろいろなメリットの提示によって購入者が増えたらいいことだし、購入する側もそれによって生活を豊かにすることができる。
それにより国の経済が回ればいいことだらけで「3方よし」ではないか。
是非皆様も、コロナ渦ならではのいろいろな仕組みを探し、豊かな生活を送っていただけたらと思う。

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