2017/03/10
3つの『させない』
「ゆでガエル」の話、ご存じの方も多いと思います。
煮えたぎった鍋にカエルを入れたら飛び出してしまいますが、水が入った鍋であればカエルはおとなしく入ります。
この鍋を火にかけると、カエルは自分がゆでられていることに気づかず、最後は「ゆでガエル」になってしまうという話です。これは、急激な変化は誰もが危機感を持つのに対し、ゆっくりとした変化は問題を放置しがちで、気がついた時には致命的状態になっているという警告です。
今回取り上げるBグループは、マトリクス表の「高めの家賃設定は望めないが、年間通しての入居率は高い」というカテゴリです。
あなたの不動産がBグループにあるとすれば、入居率に安心していては激戦が続く賃貸の現場で選ばれ続けることはありません。
次に掲げる3つの「させない」を心得て、マンネリから脱しませんか。
その1「退去させない」
退去になればリフォーム工事の費用が発生します。当然、次の入居まで、本当は入るはずだった家賃収入はありません。
入居が決まれば、今度は仲介業者に最低でも家賃の1ヶ月分の支払いが発生します。
1件の退去で、どれだけの損失を被ることでしょう。しかも、次の家賃は値下がる可能性だってあるのです。
「退去させない」ことがどれだけ大切なことか、おわかりいただけるでしょうか。
ユーザーである入居者は、引っ越しなどせずに住み慣れた環境で快適に暮らすことを望んでいます。バージョンアップに先行投資して差し上げて下さい。
あなたの物件で暮らすユーザー全員が、あなたの物件のファンになる事をして欲しいのです。
お客さまにとって、あなたの物件の一戸一戸は「自宅」です。あなたのご自宅と同じように、快適であるべきなのです。
その2「劣化させない」
「人を見た目で判断するな」と言いますが、実際、ビジュアルの判断割合は50%を超えているそうです。(メラビアンの法則)
不動産も同じです。部屋全体のビジュアルが今の時代に合わないことなど、ユーザーは内覧した瞬間判断します。
そんな劣化進行中物件のアンチエイジング策は、リノベーション(改造)です。流し台や浴室を取り替えたり、床の張り替えや場合によっては壁を取り払って間取りを変更することもあります。
ただし、提案するには3つ条件があると考えています。
ひとつは周辺新築物件と比較して成約時の家賃が2割程度下落していること、ふたつめに高齢者が入居する傾向が強まっていること、そして立地が良いことです。
条件が整えば、リノベーションという選択はあなたの不動産を再びよみがえさせる投資になります。
その3「孤立させない」
部屋を探す時、ユーザーは物件情報をインターネットやSNSで簡単に取って観ています。検索条件にマッチすれば、世界中のユーザーがあなたの不動産を目にします。
情報は公開されていますか?
自社内のサイトだけで公開している管理会社も存在します。物件によっては公開している、ということもあります。あなたの不動産が空室なら、孤立していないか確かめる必要があります。
それから、大切なことをもうひとつ、あなた自身の決断を助けるプロのパートナーを味方につけて欲しいという事です。
営業マンの話が良さそうだったから、銀行の担当者が言うのだから、は単なる情報です。
不動産を含め、資産の設計図を描くことは人生の設計図を描くことです。
場当たり的な判断が、あなたの10年後を支えてくれているとは限りません。
あなたの不動産が生き残るためには、情報ではなく「プロが提案する選択肢」を元に、あなた自身が選ぶことが必要です。
あなた自身を孤立させない、そのためのパートナーなのです。
「ゆでガエル」の話、ご存じの方も多いと思います。
煮えたぎった鍋にカエルを入れたら飛び出してしまいますが、水が入った鍋であればカエルはおとなしく入ります。
この鍋を火にかけると、カエルは自分がゆでられていることに気づかず、最後は「ゆでガエル」になってしまうという話です。これは、急激な変化は誰もが危機感を持つのに対し、ゆっくりとした変化は問題を放置しがちで、気がついた時には致命的状態になっているという警告です。
今回取り上げるBグループは、マトリクス表の「高めの家賃設定は望めないが、年間通しての入居率は高い」というカテゴリです。
あなたの不動産がBグループにあるとすれば、入居率に安心していては激戦が続く賃貸の現場で選ばれ続けることはありません。
次に掲げる3つの「させない」を心得て、マンネリから脱しませんか。
その1「退去させない」
退去になればリフォーム工事の費用が発生します。当然、次の入居まで、本当は入るはずだった家賃収入はありません。
入居が決まれば、今度は仲介業者に最低でも家賃の1ヶ月分の支払いが発生します。
1件の退去で、どれだけの損失を被ることでしょう。しかも、次の家賃は値下がる可能性だってあるのです。
「退去させない」ことがどれだけ大切なことか、おわかりいただけるでしょうか。
ユーザーである入居者は、引っ越しなどせずに住み慣れた環境で快適に暮らすことを望んでいます。バージョンアップに先行投資して差し上げて下さい。
あなたの物件で暮らすユーザー全員が、あなたの物件のファンになる事をして欲しいのです。
お客さまにとって、あなたの物件の一戸一戸は「自宅」です。あなたのご自宅と同じように、快適であるべきなのです。
その2「劣化させない」
「人を見た目で判断するな」と言いますが、実際、ビジュアルの判断割合は50%を超えているそうです。(メラビアンの法則)
不動産も同じです。部屋全体のビジュアルが今の時代に合わないことなど、ユーザーは内覧した瞬間判断します。
そんな劣化進行中物件のアンチエイジング策は、リノベーション(改造)です。流し台や浴室を取り替えたり、床の張り替えや場合によっては壁を取り払って間取りを変更することもあります。
ただし、提案するには3つ条件があると考えています。
ひとつは周辺新築物件と比較して成約時の家賃が2割程度下落していること、ふたつめに高齢者が入居する傾向が強まっていること、そして立地が良いことです。
条件が整えば、リノベーションという選択はあなたの不動産を再びよみがえさせる投資になります。
その3「孤立させない」
部屋を探す時、ユーザーは物件情報をインターネットやSNSで簡単に取って観ています。検索条件にマッチすれば、世界中のユーザーがあなたの不動産を目にします。
情報は公開されていますか?
自社内のサイトだけで公開している管理会社も存在します。物件によっては公開している、ということもあります。あなたの不動産が空室なら、孤立していないか確かめる必要があります。
それから、大切なことをもうひとつ、あなた自身の決断を助けるプロのパートナーを味方につけて欲しいという事です。
営業マンの話が良さそうだったから、銀行の担当者が言うのだから、は単なる情報です。
不動産を含め、資産の設計図を描くことは人生の設計図を描くことです。
場当たり的な判断が、あなたの10年後を支えてくれているとは限りません。
あなたの不動産が生き残るためには、情報ではなく「プロが提案する選択肢」を元に、あなた自身が選ぶことが必要です。
あなた自身を孤立させない、そのためのパートナーなのです。
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