2022/07/10
円安とは何か?
皆さんはウクライナ危機以降急激に進んだ円安について、どのように感じていらっしゃるだろうか?
まだまだ他人事で自分には関係ないと思っている日本人も多いように感じるが、「円高、円安」は私たちの生活、特に日本人にとっては切っても切れない関係にあるということは是非知っておいていただきたい。
円安が引き起こす問題
後半で詳しくお話したいと思うが、日本は外国から食糧中心に多くの生活必需品を輸入に頼っている。ということは、円安は生活必需品の値上がりを引き起こすことが容易に想像できる。
スーパーで販売されているものは円安になると高くなり、円高になると安く買うことができる。
わかりやすいのは、皆さんは円高になった時にスーパーで円高還元セールなるものが行われていたのをご覧になったことがあるだろう。
反対に円安になったら、コーヒーショップの値段が高くなるなどよくニュースになっているのでお分かりだろう。
では今なぜ円安という現象が起こっているのだろうか?
そもそも為替レートというのは、その通貨が使われている国の「国力」を表していると言われている。コロナが落ち着いて、自由に海外旅行に行けるようになったら真っ先にどこの国に行きたいかと調べた世界各国のアンケート調査を分析すると、ダントツ人氣の海外旅行先は我が国日本であることがわかる。
なぜ日本は旅行先として人氣があるのだろうか?
もちろん、外国人から見て観光に行く先として日本は珍しい体験や美食など魅力的であることは間違いないが、実は日本が旅行先としてもっとも人氣がある理由は物価の安さにもあるのだと思う。
私たち日本人はいまだにアジアのほとんどの国より日本の物価が高いと考えているようだが、それは一昔前のことだと思って欲しい。
今や日本は主要国の中で最も物価の安い国になっている。
ビックマック指数が示す日本の物価
ビックマック指数というのを御存知だろうか?
マクドナルドは全世界のほとんどの国々にある。そして基本的にはどの国でビックマックを食べても同じ味。つまり同じ価値があるということなのだが、どこの国のビックマックかによって値段が違う。
日本でビックマックは390円で購入することができるが、スイスでは円に換算すると900円以上払わないと購入できない。
だから外国人は魅力的で食文化のレベルが高く、サービスの質も世界トップレベルなのに物が安い日本を旅行先に選ぶのだと思う。
しかしこの状況は喜んでばかりいられないことを、我々日本人は知っておくべきだ。
円安は購買力低下を引き起こす
今現在の日本の状況は別の言い方をすると、お給料に対して買える物のことを購買力ということがあるが、周りの国と比べ物価が安いが、お給料も安いままで購買力が50年前とほぼ変わらない国ということになる。
この数十年の間に、他のアジアの国は物価も上がったし給料も上がり大いに発展したということが言える。
こんな時代に、日本人には老後2,000万円問題が突きつけられている。
老後の問題解決には、日本の国力を表している円という通貨以外に、ドルも保有するなど通貨分散して資産形成をして行くことも必要になるだろう。
今一度為替レートは国力に密接に関係し、日本の国力如何にかかわらず購買力を落とさないように老後資金を準備することの必要性を、認識して頂くとよろしいかと思う。
皆さんはウクライナ危機以降急激に進んだ円安について、どのように感じていらっしゃるだろうか?
まだまだ他人事で自分には関係ないと思っている日本人も多いように感じるが、「円高、円安」は私たちの生活、特に日本人にとっては切っても切れない関係にあるということは是非知っておいていただきたい。
円安が引き起こす問題
後半で詳しくお話したいと思うが、日本は外国から食糧中心に多くの生活必需品を輸入に頼っている。ということは、円安は生活必需品の値上がりを引き起こすことが容易に想像できる。
スーパーで販売されているものは円安になると高くなり、円高になると安く買うことができる。
わかりやすいのは、皆さんは円高になった時にスーパーで円高還元セールなるものが行われていたのをご覧になったことがあるだろう。
反対に円安になったら、コーヒーショップの値段が高くなるなどよくニュースになっているのでお分かりだろう。
では今なぜ円安という現象が起こっているのだろうか?
そもそも為替レートというのは、その通貨が使われている国の「国力」を表していると言われている。コロナが落ち着いて、自由に海外旅行に行けるようになったら真っ先にどこの国に行きたいかと調べた世界各国のアンケート調査を分析すると、ダントツ人氣の海外旅行先は我が国日本であることがわかる。
なぜ日本は旅行先として人氣があるのだろうか?
もちろん、外国人から見て観光に行く先として日本は珍しい体験や美食など魅力的であることは間違いないが、実は日本が旅行先としてもっとも人氣がある理由は物価の安さにもあるのだと思う。
私たち日本人はいまだにアジアのほとんどの国より日本の物価が高いと考えているようだが、それは一昔前のことだと思って欲しい。
今や日本は主要国の中で最も物価の安い国になっている。
ビックマック指数が示す日本の物価
ビックマック指数というのを御存知だろうか?
マクドナルドは全世界のほとんどの国々にある。そして基本的にはどの国でビックマックを食べても同じ味。つまり同じ価値があるということなのだが、どこの国のビックマックかによって値段が違う。
日本でビックマックは390円で購入することができるが、スイスでは円に換算すると900円以上払わないと購入できない。
だから外国人は魅力的で食文化のレベルが高く、サービスの質も世界トップレベルなのに物が安い日本を旅行先に選ぶのだと思う。
しかしこの状況は喜んでばかりいられないことを、我々日本人は知っておくべきだ。
円安は購買力低下を引き起こす
今現在の日本の状況は別の言い方をすると、お給料に対して買える物のことを購買力ということがあるが、周りの国と比べ物価が安いが、お給料も安いままで購買力が50年前とほぼ変わらない国ということになる。
この数十年の間に、他のアジアの国は物価も上がったし給料も上がり大いに発展したということが言える。
こんな時代に、日本人には老後2,000万円問題が突きつけられている。
老後の問題解決には、日本の国力を表している円という通貨以外に、ドルも保有するなど通貨分散して資産形成をして行くことも必要になるだろう。
今一度為替レートは国力に密接に関係し、日本の国力如何にかかわらず購買力を落とさないように老後資金を準備することの必要性を、認識して頂くとよろしいかと思う。
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