院長/認知症サポート医

医療法人すずらん会たろうクリニック

内田 直樹

医療法人すずらん会たろうクリニック(福岡市東区)院長、精神科医。1978年長崎県南島原市生まれ。2003年琉球大学医学部医学科卒業。福岡大学病院、福岡県立太宰府病院勤務を経て、2010年より福岡大学医学部精神医学教室講師。福岡大学病院で医局長、外来医長を務めた後、2015年より現職。
日本在宅医療連合学会評議員、日本老年精神医学会専門医・指導医、認知症の人と家族の会福岡支部顧問、福岡市在宅医療医会理事、NPO在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク理事、など。精神保健指定医。「認知症の人に寄り添う在宅医療」他、著書・寄稿多数。福岡県福岡市東区名島1-1-31/TEL 092-410-3333

この執筆者の過去のコラム一覧

2024/11/10

第16回 学術集会の開催準備でテクノロジーの活用をした話(初心者向け)

以前こちらのコラムでも紹介させていただきましたが、11月3、4日に地域共生をテーマにした全国大会を福岡で開催します。
このコラムが載る頃には会が終了していると思うのですが、会を準備するにあたってテクノロジーの活用を行ったのでいくつか紹介させてください。

LINE公式アカウントについて

LINE公式アカウントについては、様々なショップだけでなく自治体でも用いていられているため使ったことがある方が多いと思います。
ただ、自分で運用するとなると難しそうと多くの方が思われるかもしれません。
しかし実際には、LINE公式アカウントのページの指示に従っていくだけでとっても簡単にLINE公式アカウントを作成可能です。
興味がある方は、ぜひ、まずは何か一つ作成してみてください。

なぜLINE公式アカウントがオススメなのか

今回、私が主催した大会は昨年9月に名古屋で開催されました。
毎回、次回大会の紹介を行うことが恒例となっており、大会ホームページの紹介を行う事が多いのですが、大会ホームページを閲覧してもらっても、それっきりホームページのことが忘れられてしまうことを過去の経験から感じていました。
そこで、次回大会紹介の際に大会公式LINEを紹介し登録してもらえば、大会に興味を持ってくれた方と繋がり続けることができると考えました。そこで作成したのがこちらの大会公式LINEです。

私はこのとき初めてLINE公式アカウントを作成したのですが、30分足らずで簡単に作成できて驚きました。
簡単に作成はできたものの、せっかくなので多くの人に登録してもらいたいと思い、名古屋大会のプログラムと抄録をリッチメニューから簡単に閲覧できるようにしました。
このおかげか、名古屋大会中に約150名の方にお友だち登録いただけました。その後もSNSや講演の際に紹介を行い、執筆時点で346名の方にお友達登録してもらっています。

Notionをどう活用したか

学会運営において、Notionは複数の用途で使用しています。
Notionの一つ目の用途は、大会実行委員会の情報共有です。
それまで、大会実行委員会は毎月Zoomを用いて開催され、日々の情報共有はメールで行われていました。
しかし、実行委員の皆さんは忙しい方ばかりで、毎月委員会のために時間をとってもらうのが申し訳ないという思いがありました。

また、過去に実行委員を経験した立場から、情報がメールで次々に送られてくるものの、いざ情報を探そうとしてもどこにいったのかわからない、そもそもその情報が送られてきているのかどうかもわからない、ということを経験していました。
そこで、大会情報をNotionの大会実行委員ページにストックし、ここを見れば必要な情報が全てわかるようにしました。

まとめ

実はこのほかにも、急なホームページダウンに対応してCanvaで仮ホームページを作成したり様々なテクノロジーを活用することで費用を抑えて大会を実施することができました。
このコラムでは字数の関係で詳しくお伝えできないのですが、興味を持ってくださった方はこちらのnoteをご覧ください。

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