2024/12/10
やっておくべき3つのこと~豊かに、しあわせに生ききるために
喜ばしくも、新年を迎えたらもれなく全員ひとつ年を取ります。
良き按配の年齢になると、願い事の中身も少しずつ変わり始めるように思います。
できるだけ今のまま暮らし続けたいな
家族や親戚に迷惑をかけたくないな
同世代の友人達とも、そんな話をするようになりました。
そこで今回は「豊かに、しあわせに生ききる」を目標に、やっておきたい3つのことをご提案いたします。
1.自分の取扱説明書を書いておこう
もし、ご自身がデイサービスなど高齢者施設や病院のお世話になるような状態になったとき、「して欲しいこと」「して欲しくないこと」などはありませんか?
また重篤なアレルギーを引き起こす食材や、常時服用しているお薬はありませんか?
もしあれば、書き残しておきましょう。
なぜならその時、自分の意思を相手に伝えられるような状況にないかもしれないからです。
意識もうろうかも知れませんし、認知症の状態かもしれません。
同居や近くに娘(息子)がいて「わかってくれているから大丈夫」も要注意。
遠方の兄弟姉妹が理解してくれず、言い返せないまま苦しむ娘(息子)さんもたくさんいらっしゃいます。
葬儀はこんな風にとか、お墓のことなども書いておくのも良いですね。
自分の取扱説明書、あげてみるとキリがないくらいです。
2.財産リストを作っておこう
親や身内を亡くして、戸惑うことが多いのが財産整理です。
預貯金、加入している生命保険、様々な契約書などがそれに当たります。
ご経験あるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
保管場所だけならまだしも、そもそもどこにどのような財産があるのか知らされていないというパニックです。
わからないまま放置するとどうなるのか?
答えは国庫に没収です。
働いて税金払って節約して残ったお金を定期預金にしたり運用したりしたのに、人知れずのままだと何かに活かされることもなく国が没収です。
最近はネット証券などのデジタル口座も増えていますが、パスワードの管理などは銀行の届出印の保管と同じように考えて準備した方がいいかもしれません。
年々「独居老人」いわゆるおひとり様が増えていることもあり、国庫に没収される財産の額は増える一方です。
悩ましい事態を後々招いてしまわないように、今のうちに財産リストを作って、ぜひ備えてください。
3.わたしの履歴書
「おばあちゃんは子供の頃こんな風に過ごしてたのよ」
「おじいちゃんは高校生の頃こんな夢を持って頑張ってたよ」
子育て真っ最中に「嬉しかったこと、苦労したこと」のあれこれ。
せっかくこの世に生まれてきたのです。
わたしの履歴書を書いて、この人生を振り返ってみましょう。残された家族は、親や祖父母の若い頃のことを知ると案外嬉しいものです。
自分の親や祖父母の名前、わかっていれば曽祖祖父母の名前を書いてご先祖様を辿ってみましょう。
両親の兄弟姉妹まで書いておけば、家系図の出来上がりです。
それを目にしたお子さんやお孫さんにとっては自分のルーツを知ることに繋がりますし、何よりご先祖様に生かされているというご縁の有り難さを強く意識するはずです。
誰1人として欠けていれば自分は生まれていないことを知れば、お墓参りに出かけ甲斐もあるというものです。
もちろん配偶者やお子さん、お孫さん、兄弟姉妹、そして従兄弟(従姉妹)もお忘れなく。
誰が相続人になるのか、誰にどうしたいか(したくないか)、迷惑をかけるかも知れない人にハッとすることもあるのでは。
わたしの履歴書を書き残す、大きな効用の一つです。
そこで、エンディングノートの持つ力
このように書き進めていくと、やはり改めて自分の人生における大切な人の存在に気が付かされます。
感謝する自分もいれば、他人を許したかつての自分もいたことでしょう。
こうした気づきは、これからの人生を豊かに、しあわせにしてくれる原動力そのものではないでしょうか。
「やっておくべき3つのこと」のゴールです。
そのための強力なツールとして知られているのが、エンディングノートです。
法務省ホームページでも「あなたに届け、 わたしの想い」と題してエンディングノートのサンプルを紹介しています。
大相続時代への警鐘でしょうか。
国を挙げて推奨するノートになっているようです。
これからの人生、「やっておくべき3つのこと」。ぜひエンディングノートを書いて、もっと豊かに、しあわせに生ききりたいものです。
喜ばしくも、新年を迎えたらもれなく全員ひとつ年を取ります。
良き按配の年齢になると、願い事の中身も少しずつ変わり始めるように思います。
できるだけ今のまま暮らし続けたいな
家族や親戚に迷惑をかけたくないな
同世代の友人達とも、そんな話をするようになりました。
そこで今回は「豊かに、しあわせに生ききる」を目標に、やっておきたい3つのことをご提案いたします。
1.自分の取扱説明書を書いておこう
もし、ご自身がデイサービスなど高齢者施設や病院のお世話になるような状態になったとき、「して欲しいこと」「して欲しくないこと」などはありませんか?
また重篤なアレルギーを引き起こす食材や、常時服用しているお薬はありませんか?
もしあれば、書き残しておきましょう。
なぜならその時、自分の意思を相手に伝えられるような状況にないかもしれないからです。
意識もうろうかも知れませんし、認知症の状態かもしれません。
同居や近くに娘(息子)がいて「わかってくれているから大丈夫」も要注意。
遠方の兄弟姉妹が理解してくれず、言い返せないまま苦しむ娘(息子)さんもたくさんいらっしゃいます。
葬儀はこんな風にとか、お墓のことなども書いておくのも良いですね。
自分の取扱説明書、あげてみるとキリがないくらいです。
2.財産リストを作っておこう
親や身内を亡くして、戸惑うことが多いのが財産整理です。
預貯金、加入している生命保険、様々な契約書などがそれに当たります。
ご経験あるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
保管場所だけならまだしも、そもそもどこにどのような財産があるのか知らされていないというパニックです。
わからないまま放置するとどうなるのか?
答えは国庫に没収です。
働いて税金払って節約して残ったお金を定期預金にしたり運用したりしたのに、人知れずのままだと何かに活かされることもなく国が没収です。
最近はネット証券などのデジタル口座も増えていますが、パスワードの管理などは銀行の届出印の保管と同じように考えて準備した方がいいかもしれません。
年々「独居老人」いわゆるおひとり様が増えていることもあり、国庫に没収される財産の額は増える一方です。
悩ましい事態を後々招いてしまわないように、今のうちに財産リストを作って、ぜひ備えてください。
3.わたしの履歴書
「おばあちゃんは子供の頃こんな風に過ごしてたのよ」
「おじいちゃんは高校生の頃こんな夢を持って頑張ってたよ」
子育て真っ最中に「嬉しかったこと、苦労したこと」のあれこれ。
せっかくこの世に生まれてきたのです。
わたしの履歴書を書いて、この人生を振り返ってみましょう。残された家族は、親や祖父母の若い頃のことを知ると案外嬉しいものです。
自分の親や祖父母の名前、わかっていれば曽祖祖父母の名前を書いてご先祖様を辿ってみましょう。
両親の兄弟姉妹まで書いておけば、家系図の出来上がりです。
それを目にしたお子さんやお孫さんにとっては自分のルーツを知ることに繋がりますし、何よりご先祖様に生かされているというご縁の有り難さを強く意識するはずです。
誰1人として欠けていれば自分は生まれていないことを知れば、お墓参りに出かけ甲斐もあるというものです。
もちろん配偶者やお子さん、お孫さん、兄弟姉妹、そして従兄弟(従姉妹)もお忘れなく。
誰が相続人になるのか、誰にどうしたいか(したくないか)、迷惑をかけるかも知れない人にハッとすることもあるのでは。
わたしの履歴書を書き残す、大きな効用の一つです。
そこで、エンディングノートの持つ力
このように書き進めていくと、やはり改めて自分の人生における大切な人の存在に気が付かされます。
感謝する自分もいれば、他人を許したかつての自分もいたことでしょう。
こうした気づきは、これからの人生を豊かに、しあわせにしてくれる原動力そのものではないでしょうか。
「やっておくべき3つのこと」のゴールです。
そのための強力なツールとして知られているのが、エンディングノートです。
法務省ホームページでも「あなたに届け、 わたしの想い」と題してエンディングノートのサンプルを紹介しています。
大相続時代への警鐘でしょうか。
国を挙げて推奨するノートになっているようです。
これからの人生、「やっておくべき3つのこと」。ぜひエンディングノートを書いて、もっと豊かに、しあわせに生ききりたいものです。
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