蔵茂 暉大

ファイナンシャルプランナー
長野県で生まれる。
大学時代は東北地方で過ごし、旅行会社への就職を夢見て独学で国家資格である「旅行業務取扱主任者」を取得するが銀行員だった父親の影響もあり大手地方銀行に就職。
旅行業界の知識も生かし現職では全国に顧客を持つ。

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2018/07/10

最近話題の「運氣」について

運氣とは何か?

運氣が良いとか悪いとか言うが実際どういうことなのか考えてみた。

私は、小学校低学年くらいの頃は、自分は運が悪いと考えていた。
勉強もできないし運動神経も悪い方だし、おまけにくじ引きしてもいつも当たらないし、クラスの中でイジメに遭うこともあった。
自分の周りでは悪いことばかり起こると考えていた。

周りを見ると自分と同じように悪いことが連続して起こっているように見える人もいるように見えていた。

現在私には娘が二人いる。二人を見ていると長女は自分で運が悪いように思っているようだ。
中学校 高校時代、周りで比較的トラブルが多いと自分でも言っていた。
それに対し次女だが、自分はいつも運がいい方だと自分を分析している。
くじ運も私が見ていてもびっくりするほど良いのだ。だから我が家ではスーパーなどでくじを引くチャンスが訪れると、自然に次女に引かせている。これが不思議なくらい当たるのだ。

現在の私はとても運が良い。
前職は銀行員をしていたが、銀行員時代は何か失敗をすると運悪く必ず上司に見つかってしまう不幸な人だった。
運は悪く、仕事の覚えは良くない方、でも努力によってその運の悪さはカバーできると考えていた。
大学生以降銀行員時代まではそんな風に考えていたようだ。

運氣を変えることは可能

人間には潜在意識と顕在意識というのがある。
頭で実際考えてから脳が指令を出して行動することを、顕在意識の行動と言えるだろう。それに対して具体的に意識しなくても勝手に行動する事があると思うが、それを潜在意識の行動と言えるだろう。
人間は潜在意識で脳を使う割合が97%とも言われている。
ほとんどが無意識の行動というわけで、この無意識の潜在意識に自分の目標やなりたい姿を刷り込むことにより行動スイッチを入れることができると、必ずその目標がオートマチックにかなうと言われている。

実は自分の周りで起こることのほぼ全ては、自分が引き起こしている。
何のことやらわからないかも知れないが、もう少し詳しく言うと、自分に起こることは良いことも悪いことも全て自分が想像した通りになっているということだ。
いつも運がいいと考える人は、いいことや運が良いこと楽しいことばかり頭で考えている。
だから想像通りに、運が良いことが起こる。
潜在意識がよいことを引きおこす情報のみを受けとるように、脳をコントロールするからだ。
悪いことばかりが自分にたくさん降りかかってくると考えいる人は、「こうなったらどうしよう。ああなったらどうしよう」といつも悪いことを考えている。
だからお望み通りに、悪いことが起こるような情報のみを潜在意識が集めてしまう。
だからいいことも悪いことも、人生思った通りに必ずなるということなのだ。

運氣をよくするための行動

私は、潜在意識という神様が存在していると考えている。
人の悪口ばかり、こそこそ影で言っていると、脳はその悪口が誰に対して言われたものか判断できないので、自分に対して悪いことを引き起こせ、そのための情報を集めるように指令を受けとったと勘違いする。

もちろん逆もある。
他人のよいところを誉めていたりいつも人に感謝していると、それが他人に言われたものか自分に言われたものか脳は判断できないから、他人を誉めたり他人にありがとうと言えば言うほど自分のことと脳は受け取り、自分に良いことが起こるための情報を集めるようになり潜在意識にスイッチが入る。

だからオススメの行動は、常に影で人のよい噂を流すという行為だ。
これを行うと、不思議なことに自分のよい噂を流す人が周りに登場してくる。

怒らないこと

私がそうなのだが、ちょっとした小さなことで腹を立てたり、かちんときてしまう経験は無いだろうか?
怒りのエネルギーは感謝のエネルギーの3倍強いという。
だから怒りのエネルギーを周りに発すると、同じ怒りのエネルギーを引き寄せてしまう。
運氣をよくしたければ、怒りのエネルギーを発することを今すぐやめたらよい。

それにしてもすぐやめるのは難しい場合は、怒ってしまったらそれにすぐ氣付くことが大切。
氣付いたら頭の中で「今のは嘘!」と唱えて打ち消しておけばよい。
これでその怒りは無かったことになる。

感謝する事、誉めること

ありがとうの言葉は大きな力を持っている。
ありがとうと言えば言うほど、また人を誉めると誉めるほど運氣は高まると言われている。

ただし言い方にコツがあると、とても運氣が高い知り合いの社長さんが教えてくれた。
それは何に対してありがとうなのか 、そして何が素晴らしいのか具体的に言うことだそうだ。
私は妻に「お洗濯してくれてありがとう」「いつも美味しいご飯をありがとう」「駅まで送ってくれてありがとう」って最近言うようにしている。
そうすることで最初は私が外で何か良からぬことをしているのでは?と疑いがかかったがずっと言い続けた。
そしたら今度は、妻も私にありがとうと具体的に言ってくれるようになった。
さらにそれを見ていた娘たちも、同じことを言ってくれるようになった。

相手が自分に感謝してくれないと愚痴るより先に、自分がやってしまえば周りもつられて同じ感謝の輪を作ってくれるみたいだ。
日本人は元々感謝する事を得意としているはずだ。
日本人がさらにそのことを自覚して運氣を高める方法を実践したら、とても過ごしやすいいい国になると思うし、世界にこれが波及して行けば日本から世界平和を発信できるに違いないと思っている。
賛同いただける方は今日から具体的にありがとうという言葉を言う、具体的に人の良いところを誉める、これを実践されてはいかがだろうか?

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