皆さん、こんにちは!大洋不動産 鶴です。
ブログを書こうと思いましたが、書けるような面白いことは私の日常には残念ながらありませんでした────────。
そこで突然ですが最近読んでいる本を紹介します。
じゃ~ん!ユヴァル・ノア・ハラリ著の『サピエンス全史』です!
人から進められて嫌々読み始めましたが、意外と面白い本です。
少し内容をご紹介します。
現生人類につながるホモ・サピエンスは、約20万年前の東アフリカに出現しました。その頃にはすでに他の人類種もいましたが、なぜかそこまで体の丈夫でない私たちの祖先だけが生き延び食物連鎖の頂点に立ち、文明を築きました。
この謎を三つの重要な革命──認知革命・農業革命・科学革命──を軸に解き明かすという本です!
読み始める前はすごく難しい本を借りてしまったなぁ。まあ3ページだけ読んでやめよう!
と思っていたのですが、これが意外や意外。すごく読みやすいんですよ!!!
ネタバレですがサピエンスが繁栄できたのは、柔軟な言語をもって集団で行動できるようになったからだ、と言います。祖先の獲得したコミュニケーション能力が発達したことにより想像力が生まれ、それは神話を生み、共通のルールが生まれたことにより大勢の祖先が協力することを可能になりました。
そして後には国家、法律、貨幣、宗教といった〈想像上の秩序〉が成立するのもここに起因しているとあります。
例えば、江戸時代の頃のような身分制度のある世界は、現代の私たちから考えればおかしな事だと思いますよね。ただ、その時代の身分制度は、大勢の人達に信じられていた社会的秩序でした。そして現代では、人はみな平等であるという事が一応の決まり事になっています。しかしこれも私たち人間が想像力により作り出した〈想像上の秩序〉です。そしてこの〈想像上の秩序〉は時代が移り変われば時代に合わせ変わり続けます。その想像力こそが私達の繁栄の原因ということです。
少し紹介して終わる予定でしたが思わず長文になってしまいました。笑
とても読みやすい本なのでお勧めです!