【まごころ通信】第72話 企業寿命30年説 by小峰裕子

年が明けると、令和時代もいよいよ本格スタートです。そして当社は創業から55年、法人としては20年目を迎える、節目の年になりそうです。

箱崎は九州大学所在地だったこともあり不動産業者が多数存在しますが、一番の老舗は当社です。かつて企業は寿命30年と言われていました。改めて私たちは箱崎の地、そしてお客さまに感謝しなければなりません。

企業が持続するためには新陳代謝が必要です。そのため、人に自分の仕事を教えることができる人の存在は不可欠です。これ、思うより難しいことです。経験ないですか?「教えることに手間をかける時間が惜しい」「教えたところで自分以上にできるとは思えない」「言われたとおりにしない」。だからつい自分でやってしまうようなこと、あると思います。仕事は自分で抱え込まず、「やってもらえる人を育成した方がメリットが大きい」と知りながら進まないのは「人に教えること」が仕事の中でも相当難易度が高いことだからなのです。スポーツ界では名選手名監督にあらずなどと言いますが、教えるには「どうしたら相手が分かってくれるか」という相手目線が大切です。「何でこの人こうなのかな」という自分目線だと、人間関係までこじれますよね。 それだけに、令和の時代は「皆さん全員が教えられる人になること」を当社の目標に掲げます。おそらくレベルの高い取り組みとなりますが、皆さんはさらなる成長を遂げることでしょう。

最後に。どこに歪みが生じても不思議ではなかった当社の企業寿命が延びたのは、皆さんとご家族のおかげです。有り難う! 心から感謝しています。