箱崎人形飾り

箱崎では毎年7月23日、24日に 「箱崎人形飾り」という行事が行われています。
元々は多々良浜合戦の戦死者を供養したのに始まる行事だと言い伝えられています(諸説あり)。

この二日間は箱崎のいたるところで博多人形や石を飾った箱庭が設置されます。

設置される場所はさまざま。各家庭や商店街の店先、お地蔵さんの前などいろいろです。特に網屋町(箱崎2丁目周辺)に多く見られます。
夕方から日暮れにかけて、 子供たちが線香を持ってその箱庭へお参りをして回るという風習です。お参りするとその箱庭を管理している大人たちからお菓子をもらえるというなんとも子供にとってはうれしい楽しい行事です。 子供たちが歩き回るその風景はなんともノスタルジックな気持ちにさせてくれます。
またそのその見事な人形飾りを一目見ようと見物客も 多く訪れます(片手にビールを持って)。

しかしこの2年間はコロナの影響で開催されませんでした。小学校低学年は この行事を上級生から聞かされ 、まだ体験したことのないイベント心待ちにしていたようです。

当社の町内(新楽町)も近くにある田の地蔵尊で人形飾りが行われ、当社スタッフもボランティアで参加させていただいています。

地域の方も何時間も前から地蔵尊を掃除されたり、飾りつけやコロナ対策など、一生懸命活動されていました。
子供たちに渡すジュースやお菓子もハイクオリティでびっくりしました。 時間になるとスタッフでお地蔵様にお参りしていざ開始です。

開始してしばらくは子供の姿も少なく、久しぶりの開催でみんなここの場所を知らないのかな?と心配しましたが、しばらくすると多くの子供や見物人であふれたかえりました。

子供たちもキチンとお参りをして感心しました。実際にはお参りよりもお菓子やお友達との会話に夢中ダだったかもしれません。
そのすべてがいい思い出となったのではと思います。

地域の皆様も本当にお疲れさまでした。
来年も無事に開催されることを祈っています。