今年も、箱崎の夏の風物詩である人形飾りが盛大に開催されました。博多人形や石で作られた精巧な箱庭が、家々の玄関先や通りに並び、地域全体が華やぎを帯びています。
この行事は、子供たちの健康と成長を願い、地域の安泰を祈る伝統的な祭りです。毎年7月23日と24日の2日間、箱崎の街は、子供たちの笑い声と線香の煙で満たされます。子供たちは、線香を手に箱庭の前で手を合わせ、それぞれの願いを込めています。
2020年、2021年は新型コロナウイルスの影響で開催が叶いませんでしたが、地域住民の熱意によって、2022年より再びこの伝統行事が復活しました。今回も例年通り開催できるということは誠に嬉しいものです。
今回も私たちは同じ町内の新楽町様のお手伝いをしました。テントを張ったり、掃除したり、飾り付けや準備を行いました。色とりどりの花や緑葉で飾られた箱庭は、見る人を和ませ、心が安らぐ空間を作り出しています。子供たちは、箱庭とお地蔵様にお参りしてその後はお楽しみのお菓子をもらっていました。大人たちは、そんな子供たちの笑顔を見守っています。
この人形飾りは、地域の人々が一体となって作り上げる、心の交流の場でもあります。地域の子供たちは、この行事を 通じてさらに地元愛を育み、大人たちは過去の思い出を懐かしみながらこの暑い夏の夕暮れ時を過ごしていました。
暗くなると行事も終わりです。地域の方々は最後まで汗だくとなって片付けていました。来年も、再来年もこの伝統行事が途絶えることなく、より一層盛大なものとなることを願っています。町内の皆様お疲れさまでした!