【まごころ通信】 第31話 素敵な女性 by小峰裕子

「博多は美人が多い」と評判です。九州一円から女性が集まってくるだけに、地政学的にそうなのかもしれません。そんな美人だらけの街の、きらりと輝く素敵な女性との出会いについてお話しします。

①使った後、きれいを心掛ける女性。

立派なトイレが増えました。とても快適ですが、女性用は時折どうかと思うようなことがあります。ずいぶん前ですが、順番待ちをしていたとき姿が良い女性と入れ替わって中に入ると、トイレットペーパーが三角に折られていました。思いやりを感じてうれしくなりました。

②ゴミを拾う女性

雨の日のスーパーでの事。傘のしずくが店内に落ちないよう、例の傘袋が置いてあったのですが、横のゴミ箱には傘袋があふれ散乱していました。わたしの後に続いて入店した女性が、すーっとそれらを拾ってゴミ箱に入れ、溢れる傘袋を押さえました。わずか数秒、穏やかでスマートな女性でした。

③半歩、先回りをしてくれている女性

研修会などイベントを計画すると、当日までの段取りに意外なくらい手間取ります。忙しい講師に変わり、窓口になってくれた女性はまだ20代でした。講師のプロフィール、レジュメ提出や資料の郵送まで常に早め早めです。わたしは自分がすべきことに集中できました。イベントに限らず、仕事を成功に導いてくれるのはこういう女性達の存在です。

素敵だなと思う女性を観察すると、「人間軸」というたぶん努力による産物を備えているように思えます。もちろん持論(小峰説)です。いつの時代も、日本は素敵な女性達がそっと支えているのだと勝手に思っていますが、皆さんいかがですか。