【まごころ通信】 第51話 祝辞「18歳の君へ」 by小峰裕子

3月17日は当社の法人設立日です。2000年の事ですから人間なら18歳になります。高校を卒業して、いよいよ青春の旅路に立つべき時が来ました。

会社としてはまだ若く、小さな存在であり、挑戦者です。「温故知新」、100年続く企業へ挑み、自らの手と足で自分の場所をしっかり築きあげるのです。そのために理解しておいて欲しいことを、18歳になった大洋不動産への祝辞として書きます。

「言っておく、残念だが君の可能性は有限だ。今、君が持っているカードからしか選べない。これまでの実績と無関係な選択は、個人的な趣味に止めておくことだ。」

「君は急成長している会社をうらやましいと思うか?君が生まれる前の話をしよう。けっこう難産だった。だが困難の度に、意識して王道をコツコツ歩んできた。そうやって成功をつかむことを知ったんだ。急成長するようなやり方はしてこなかったことを覚えていて欲しい。未来に目を向けて王道を歩むことだ。」

「表面的な報酬に囚われてはいけない。一生不幸になるぞ。学びを怠らず、徳を積み、人の道を生き切ってみることだ。」

「仕事は山登りと同じだ。立ちはだかる山の頂を見ると圧倒され、落胆するが、足元を常に見ながら一歩ずつ登ればいつの間にか頂上だ。目の前の小さな事を大切にしない人間に大きな仕事は出来ない。大きな事は小さな事の連なりなんだ。」

当社はまだまだ創業期です。若さとはしなやかさであり、100年続く企業を目指して自己進化するために、皆さんと志を共にします。

今、まさに咲き誇る桜のように、一緒に素晴らしい人生を過ごしましょう!