【まごころ通信】 第4話 「仕事と人生のマナー」by小峰裕子

我が社はよく皆さんと一緒に食事をします。他の会社と比べても間違いなく多い方でしょう。管理先のイタリア料理店に出かけた時のこと。皆さんは自分自身のテーブルマナーを気にしていましたが、私は周りを不愉快な気持ちにするようなことがなければ、自然にしていれば良いと思います。ただテーブルマナーを知ることで、自分がより食事を楽しめるようになるのも事実です。

堅苦しく考えずに言えば、マナーは生活の仕方、スタイルだと私は思っていて、仕事にも人生にもマナーがあると考えています。より仕事を楽しむためのマナーは、好きなことをやることです。好きなことをやり遂げるためなら、苦しさも乗り越えられます。オリンピックに出場するようなアスリート達だって、好きだからやってこれたのです。嫌いな仕事をやっているひとが成長するはずありませんよね。私自身、不動産の仕事を通じて知識を得、仲間を得、お金を得ています。とても幸せなことです。信じられないくらい貴重なことなのです。仕事に感謝しています。嫌いな仕事を嫌々するなんで、仕事に失礼です。人生へのマナーも同じです。毎日好きなことをやることです。そうすれば、あなたに必要な知識が入ってきますし必要な人と自然に出会うようになるでしょう。「好き」はあなたとって、すべてのモチベーションを上げてくれるキーワードです。「最高の人生だった」と最後に言えることこそ、人生に対する最高のマナーであると思うのです。ちなみにマナーを身につけることは歯の矯正より難しそうなので、子どもの頃から一貫して身につけさせておくとよさそうです。自然と幸せなほうへと導かれますよ。

 

【まごころ通信】 第3話 「以徳報徳」by小峰裕子

去年の宅地建物取引主任者資格試験は、かつて私たちと一緒に働いてくれたK君が見事合格を果たしました。主任者証を見せに訪問してくれたK君はとてもうれしそうで、こちらまで晴れがましい気持ちになりました。

「なぜ勉強しなくてはならないの?」みなさんも学生だった頃に、一度くらい考えたことがあると思います。「自分のために」というのがその答えです。つまり、私たちは一切「自分のために」なるように行動しています。運動をするのも健康でいたい「自分のために」、働くことも家族を守り子どもを育てる結局は「自分のために」行っています。私は私のために生きている。それはとても素晴らしいことです。

ただ、私たちは自分だけで生きているのではなく、すべて生かされていることに思いを巡らせてみてください。水も空気も、美味しい食べ物や果物も、美しい花が咲くことも、すべて宇宙の生成力によるものです。これを「天徳」というそうです。言い換えれば「天徳」は、私たちがこの世に生を受けて以来ずっと豊かさを与え続けていてくれているということです。「以徳報徳」、徳を以て徳に報いん、というのは孔子の言葉ですが、「恩恵には恩恵を」と解釈されています。気がついていただけたでしょうか。皆さんには、どんな小さな事でも良いから「誰かのために」ひとりひとりが出来る事をして欲しい。人はいろいろな立場や能力、そして財産があります。その自分ができる範囲内で出来ることをすればいいし、直接できなければ、している人を何らかの形で応援してあげられるようになって下さい。

K君は宅地建物取引主任者としてお客様の信頼に応えていくため、これからも勉強を怠ることがあってはなりません。日々働くことも勉強をすることも資格を取ることも「誰かのために」。プロとして信頼を得、「ありがとう。あなたのおかげです。」と言ってもらえるような経験を積み重ねてください。そして社会人として実りある日々を過ごして欲しいと願っています。

 

 

 

【まごころ通信】 第2話 「自分をディスカウントしていないか?」by小峰裕子

「謙虚」は日本人の美徳とされています。辞書によると、「謙虚」とは自分の能力や価値を低く評価することで相手の能力や価値を相対的に高めるという、日本ならではの人間関係を表す力学だそうです。

自分より優れた資質を持つひとや結果を出すひとを誰もが認める気持ちを持っていて、だから自分自身が評価された時、比べてしまってとっさに引いたりしてしまうんですね。もちろん結果は自分の力だけではありませんし、目に見えないサポートのおかげだということは理解できます。それは正論ですし、謙虚さは自惚れという感情の対局にある、理性に置き換えることもできます。

確かに適度な謙虚さは会話を潤滑にしてくれますが、がんばって出した成果なのに「わたしなんて○○なだけです」「全然ですよ」なんて会話は、「謙虚」を飛び越して自分自身をディスカウントショップのごとく割り引いているのと同じで、自分の成果を自ら軽んじることと等しいのではと考えています。この先、皆さんが自分の力で前に進みたいのなら自問自答してみて欲しい。

自分をディスカウントしていないですか?

心理学には承認欲求といって、自分を認めてもらいたいという感情があるそうです。なのに、そんな自分を一番認めてないのが自分自身だったりするから現実はやっかいですね。せっかくあなたを認めてくれる相手の言葉を、たまには真に受けてみませんか。幸せは天からとか誰かからとか、与えてもらうものではなく自分の心で感じるものです。感度を高めてくれるのは、照れくさくてとっさに引いてしまうような、あなたへの評価や励まし、賞賛の言葉ではないでしょうか。

さて、新しい年が始まります。承認してくれたひとに共鳴し触発を受けることはあなたがさらに伸びるために、必要なことだと思っています。

 

 

【まごころ通信】 第1話 「履きものを揃える」 by小峰裕子

「靴を脱いだら揃えましょう」

皆さんも子どもの頃、親や祖父母から言われたのではないでしょうか。次に履くときに履きやすいように、他人から見て見苦しくないように、というのが理由ですが、実は禅語の「脚下照顧」という言葉にその由来があるそうです。

「脚下照顧」という禅語の意味を調べてみました。脚下とは自分の足元のことです。つまり毎日の生活の中で自分の足元を顧みなさい、ということを表した言葉ですね。自分が置かれた立場や自分の姿をよく見極めなさいと教えてくれているわけです。

簡単そうで本当はむずかしい事かもしれません。例えば向いてない仕事を言いつけられて憂鬱になったり、自分中心の人に振り回されて泣きたくなったり、ストレスを感じてしまうことは誰でもあります。そんな時、自分が置かれている現状をつい、相手のせいにしてしまってはいませんか。苦しいときは自分が置かれた立場や自分の姿など、見つめる気持ちのゆとりなんてなくなってしまいがちなのです。

思い通りにいかないとき、人のせいにして理屈や不満ばかり言っているひとは、「私はゆとりがありません」と言っているのと同じです。思い通りにいかなくても、理想に届かなくても、あなたはあなたです。ならば一歩引くつもりで心にゆとりを持ってみませんか。そして自分の立ち位置を見つけてみましょう。そうすれば自分に軸ができて前に進めることでしょう。「履きものを揃える」、たったこれだけの小さな心のゆとりが生み出す力、結構すごいと私は思います。

はきものをそろえると 心も揃う

心が揃うと はきものも揃う

ぬぐ時に揃えておくと

はく時に 心が乱れない

だれかが乱しておいたら

だまってそろえておいてあげよう

そうすればきっと

世界中の人の心もそろうでしょう

 

 

 

 

清掃担当。

夏も雰囲気を見せだしました。

寝ている内に我が子を抱きしめ、朝起きるとベタベタの体が出来上がる今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。

当社大洋不動産は春・夏・秋・冬と季節を問わず清掃業務を社員が行っております。(不動産会社では本当に珍しいです。)

春 はエントランスタイルにこびりつく桜の花びらと戦い、

夏 は直射日光と戦い、

秋 は落ち葉と戦い、

冬 は寒さと戦っています。

特殊な例を挙げると、実は私、虫が大の苦手です。この時期はセミやらなにやらで本当に大変。去年はお亡くなりになったと思われたセミさんから、まさかの逆襲に合い、驚いて、階段から足を踏み外すアクシデント。カナブンが飛んできて「ギャッ」っと叫んだところを小学生に見られ、10歳くらいの女の子にニヤッとされる等、苦い思い出が走馬燈のように浮かびます。

それはさておき、清掃を通じて、物件の細かな部分が見え、入居者様、オーナー様、地域の方々とも幅広いコミュニケーションを取らせて頂けます。基本的にはオーダーメイドの清掃を”ウリ”にしていますので言われていなくても担当が気になればプラスαで行う作業も往々にしてあります。

たとえば、天井照明。普通は雑巾で表面の拭き掃除を行いますが、気になったので先日は水洗いしました。

オーナー様と掃除中に出会い、「お皿みたいだね」と外して初めて発見する事も多々あります。

IMG_4730IMG_4719確かに写真で見ると、宴会後の

大皿を洗っているようですね・・。

 

 

 

加えてこの時期は雑草が伸びる季節ですのでちょっとした時間で草むしりを行ったり・・・。IMG_4706などなど、「ちょっと気になればやってしまう」精神で楽しんで清掃も取り組んでいます。社内報の名前の通り、スタッフみんなが「こまめくん」になる瞬間でもあります。

そして、我が社の「こまめくん」思想は、思わぬ所にも波及しているようで、私の家庭でも、「ちょっと気になればやってしまう」が見え隠れ。

IMG_46653歳の我が子が自分のヘソのゴミを取る姿・・・・。

ちなみにこの後、15分ほど熱中し母親から「やめなさい!」と怒られても

なんのその、「今、忙しいから!」と答える始末。誰に似てしまったのでしょう。

この腕、この足、このお腹は、間違いなく私でしょうね・・・・・。

 

 

時々セミナーを開催しています。

大洋不動産では時々セミナーを開催しています。
テーマは相続を中心に、「ひとつでも不動産を持つ方のために」お役に立てる情報をお届けしています。

20160508-170910_0001

とは言ってもスクール形式の堅苦しい感じではなく、カフェでお茶しながらアットホームな雰囲気の、どちらかと言えば茶話会のような…。当社FPで不動産コンサルタントの小峰裕子が丁寧にお話をさせて頂いてます。

アーリオさん女性シェフによるお手製のケーキも美味しいですよ!ふら~っとお立ち寄りになりませんか。お問い合わせお待ちしています。

次回セミナーご案内